初産だと陣痛が心配。陣痛ってどのように進むの?陣痛が始まったらまず何をすべき?
突然の飛行機内の出産のニュースをみましたか?なんと自分の妊娠に気づいておらず、陣痛も普通の腹痛だと思い、機内の医者に指摘されて初めて知ったとか。陣痛ってそんなに気がつかないものでしょうか?実は、臨月の妊婦さんでも、陣痛がわかるか不安に思っている人もいます。陣痛について調べてみました。
初産の方にとっては未知の世界の出産に向けて、いよいよカウントダウンの始まる臨月。
検診の間隔も短くなり、不安も大きくなると思いますが、一番の不安はなんでしょうか。やはり陣痛のことのようですね。
陣痛ってどんな痛み?
ドラマや映画では出産シーンで強烈な痛みに耐える妊婦さんが取り上げられますが、実際のところ陣痛の始まりは驚くほど弱いものです。
お産がおしるしや破水から始まる方は、次に来る痛みが「これは陣痛だ」とわかりやすいですが、陣痛から始まる方は、「あれ?なんだか痛いなぁ」位の始まりなんですよ。
前駆陣痛と陣痛
しかも、本格的に出産につながる陣痛とは違い、予行的に不規則に痛みが来る「前駆陣痛」というものがあり、これも初産の方には混乱するものです。
ある調査によると、前駆陣痛から本格的な陣痛までかかる時間が、6時間から8時間くらい方が6割程度、中には1週間という方もいました。
陣痛かな?と思ったら?
これは陣痛かな、と思ったら痛みの間隔を書き留めておきましょう。
間隔が不規則なら前駆陣痛。だんだん規則的にそして、間隔が短くなって痛みも増してきたら、本格的な陣痛です。
いつ病院へ行く?
陣痛の間隔が10分を切ったら病院へ連絡して判断を仰ぐ場合が多いようです。
しかし病院によって入院事情も違うので、検診の時に何分間隔になったら連絡すべきか確認しておいた方がいいですね。初妊婦、経産婦によっても対応が違います。
また、1度病院に行ってモニターを付けていたら陣痛が治まってしまって家に帰された、なんていうエピソードもありますよ。
陣痛が規則的になったら何をしておく?
間隔はあいていても、陣痛が規則的になったら何をすべきでしょうか?
家族に知らせたり、いつでも出かけられるようにするのは、みなさんもう準備済だと思います。では実際何をして過ごしていればいいでしょうか?
病院に行く直前までの陣痛は痛みがない時は、全くもって普段と変わりません。信じられないほどです。
ですから、入院前におススメしたいことは、破水していなければシャワーを浴びておく、ということです。(破水した場合はすぐに病院に連絡しましょう)
出産後は体力も落ちていますし、傷が痛んで移動はもちろんの事、座ったり立ったりさえも億劫だったり、また悪露に気を使ったり、とシャワーも大仕事なんですよ。
体力勝負の出産!食事を忘れずに。
やっておきたいことのもう一つは、食事です。これから始まる出産が一体どれだけ時間がかかるかわかりません。
陣痛が始まってから子宮口が全開になるまでの時間は、大体6時間ほどの方が多いようですが、24時間以上、長い方は丸2日、48時間かかった、という話もあり、食事も睡眠を満足にとれない場合もあります。
ぜひ初期の陣痛の合間に、小分けでもいいので食事をしておきましょう。
あったら便利な持ち物は?
実際入院する際、付添いの方がいると安心ですが、事情によってはお一人でタクシー等で病院に行かれる方もいると思います。その場合、ぜひペットボトルや紙パックの飲み物を準備しておきましょう。
ついに分娩だ、という直前にならないと、助産師さんや看護師さんは付きっきりにはなりません。陣痛に耐えている間、一人の場合、喉が渇いても誰も買ってきてくれません! ぜひご自分で用意してから病院に行ってくださいね。
陣痛の間隔が数分に短くなると、痛みがない時間も疲れが残り、何かを買いにいく、なんていう余裕はなくなります。
急な出産に備えて
臨月に入ると、検診に行ったら「そのまま入院です」という体験をする方もいますから、家族に荷物を持ってきてもらえるように、入院準備の荷物をそろえ、玄関などに置いておくのがおススメです。
また臨月になってからの検診の前には、食事をしておくことが肝心です。体重測定を気にして病院の後に食べるつもりでいたら、空腹のままそのまま入院、という事態もあります。
お産が始まれば、よっぽど長引かない限り、出産が終わって最初の食事時までは、食事が出ないことが多いです。
急に出産が始まる場合もありますが、初期の陣痛は痛みも弱く、出産に至るまでは時間がかかります。陣痛が始まっても慌てないで過ごしたいですね。