世界のママはどうしてる?海外のつわり対策~食べ物からツボ刺激まで
妊娠中のつわりがつらいのは日本人だけじゃないはず。海外のつわり対策にはどんなものがあるのでしょうか。薬、食べ物、ツボ刺激など、世界各国のつわり対策を探ってみました。あなたのつわり解消のヒントになる方法もあるかも。
つわりのとき外国人はどうしてるの?
妊娠初期のつらいつわり。つわりがつらいのは海外の女性も同じハズ?
海外のつわり対策にはどんなものがあるのでしょうか。日本にないものがあれば参考になるかもしれません。
日本人が一番つわりに苦しんでるって本当?
女性であれば誰しもつわりがつらいもの…と思いきや、各国のつわり事情を調査してみると、海外の女性はつわりで苦しむ確率が日本人女性より少ないというデータにつきあたります。
一つは、海外ではつわりがつらいと、吐き気止めなどの薬物を日本より気軽に処方する傾向がある、という理由があります。
その他の原因については不明です。体質や生活習慣、食習慣など日本ならではの理由があるのかもしれません。
アメリカのつわり対策
日本のような長い産休制度もなく、合理的なアメリカ人の場合、つわりが起きるとクリニックで薬を処方してもらうのが一般的です。抗がん剤の治療中にも使われる効果の高い吐き気止めや、総合ビタミン剤などが処方されます。
お医者さんにかかる以外のアメリカでの定番のつわり対策は、ソーダクラッカーとセブンアップです。
塩気があり食感の軽いクラッカーは食欲のないときの軽食にぴったりです。炭酸飲料には気分をリフレッシュし、胃のむかむかやお口の不快感を改善する効果があります。
イギリスのつわり対策
イギリスでのつわり対策の定番はジンジャー、しょうがです。
しょうがには胃腸のはたらきを向上させる効果や、冷えを改善する効果があります。イギリス人はつわり中はジンジャーエールやジンジャークッキーを摂ることが多いようです。
イギリス発のつわり対策として、薬を飲みたくない妊婦に世界的に人気が高いのが手首のツボ刺激ができるリストバンドです。
手首の手のひら側の中央から指の幅3本分、肘に向かって下がったところに「内関」というツボがあります。乗り物酔いやつわりなどの吐き気を止めるツボです。このツボを、内側に突起のついたリストバンドで常に刺激するという仕組みです。
フランスのつわり対策
フランス人がつわり中に好むのはイチゴ。甘酸っぱく冷たく、つわり中でも食べられるフルーツです。イチゴ以外にもクランベリーなどのベリー類が好まれます。
フランスで最近妊娠中やつわり中にブームとなっているのがビール酵母です。妊娠中にビールはいけませんが、ビール酵母にはアルコールは含まれていません。ビタミンB群やミネラルが豊富でつわりにダイレクトに効きます。
韓国のつわり対策
韓国といえばキムチですが、個人差はありますがキムチのにおいがつわり中にはつらいという人が韓国人女性にも多いそう。
韓国人がつわり対策として食べるのは、わかめスープとイチゴです。
日本人と韓国人くらいしか食べないといわれているわかめには貴重な海のミネラルがたっぷり。イチゴはフランス人妊婦さんも好んでいた食材ですね。
インドのつわり対策
インド人はあまりつわりにならないそうです。
インドといえばスパイスのたっぷり入ったカレー。スパイスは伝統医学にも使われている食べる薬です。普段食べているカレーがつわり予防に良いのではないか、と研究対象にもなっています。
ただし、普段インドカレーを食べなれていない日本人の妊婦さんが急にスパイスの強い香りを嗅ぐと、逆に気分が悪くなってしまうこともあります。