ツヤとハリのある若い肌がよみがえる!肌再生療法とは。
ツヤとハリのある、水を弾いてしまいそうなみずみずしい肌は、とても美しいものですね。医学の進歩は、自分の細胞を移植することで、そんな若い頃の肌に戻ることを可能にしたのです。肌再生療法とは、どのようなものなのでしょうか?また、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか?
そもそも再生医療とは。
自分の細胞を使って、修復・再生する治療法。
再生医療、IPS細胞、などという言葉を耳にしたことがあるでしょう。
これは、最先端医療の一つで、ケガや病気などでダメージを受けた体の組織に、自分自身から幹細胞を採取し、それを増殖させて用いることで、修復、再生させるという治療のことです。
肌再生療法で若返る。
究極の若返り法ともいわれる肌再生療法とは、再生医療の方法を用いて、老化してしまった肌を若い頃の肌によみがえらせるというものです。
従来の美容治療とは異なり、自分自身から細胞を取り出して、冷凍保存しておき、その採取した時の年齢のままの肌細胞を、年齢を重ねてから移植することで、しわやたるみなどの肌の老化を目立たなくさせるだけでなく、さらに若い細胞を移植することで、肌の老化を予防することまでできるようになるのです。
肌再生療法の方法・効果と費用について。
まずは、細胞の採取から。
肌再生療法は、一度治療を行って、その効果が薄れて来たら、また治療をするというような、従来の美容治療とは異なります。
肌の老化は年齢を重ねることだけでなく、紫外線の影響や日々のストレスなどによって肌細胞が減少し、肌にたるみやしわができることで起きるものです。
肌再生療法では、減ってしまった細胞を補うために自分の幹細胞を増殖させた細胞を移植し補うことで、しわやたるみを目立たなくすることが可能となります。
このため治療の第一歩としては、これまでに失ってしまった細胞と、これから先、一生の間に失うであろう細胞の数だけ細胞を培養するために、その元となる幹細胞を採取することから始まります。
具体的には、一番紫外線の影響を受けることが少ないといわれる耳の付け根の部分から、コメ粒ほどの大きさの皮膚を採取します。
そして、その採取された細胞は、無菌室で培養され、約一万倍まで増殖させます。培養された細胞は、これまでに失われたとされる細胞の分だけ、注射器により丁寧に移植が行われいます。
その後も定期的なチェックを繰り返しながら、約2年に1度のペースで失われた細胞を補充して、肌を若々しい状態に保っていきます。
効果は徐々に表れる。
肌再生療法を行った場合、美容整形の手術を行った場合とは異なり、細胞を移植してすぐに効果が目に見えるものではありません。
しかし、約1ヶ月から3ヶ月を経過して細胞が定着すると、確実にしわやたるみは目立たなくなり、肌はツヤとハリを取り戻します。
また、自分の細胞を移植するため、肌トラブルが起きることはほとんどなく、ダメージを与えることもないため、長期間にわたる治療が可能となります。
さらに若い細胞を移植するのですから、肌老化の進行は予防されることになります。
費用はどれくらいかかる?
肌再生療法は、最先端の治療法であり、また無菌室などの設備が完備されていることや、高い技術が必要となるため、費用は高額になります。およそ50万円から100万円くらいかかると考えておくといいでしょう。
しかし、ヒアルロン酸の注入でも、一度に5万円から10万円の費用が掛かり、それを数カ月ごとに繰り返さなければならないことや、若々しく生き生きと毎日を過ごすことができると考えると、検討してみる価値はあるといえそうです。