更年期肥満を克服する!閉経後のダイエット3つのコツ
閉経後のダイエットは苦難の道です。閉経すると、2つの原因で閉経前と同じ生活をしているだけで10kg太り痩せにくくなるといわれています。しかも、更年期肥満は外見が崩れるだけではなく健康上にも大きなリスクを伴います。そこで、更年期肥満の特徴を捉えて閉経後のダイエットを成功させる3つのコツをご紹介します。
閉経で太る?更年期肥満とは
更年期を迎えた皆さん、これから迎える皆さん、気をつけてください。
閉経は太る原因です。閉経してからの女性は閉経前の生活を続けていると、何もしなくても5kg~20kgも太ってしまうのです。これは対策しなくてはいけません。
しかし、何もしなくても太る閉経後のダイエットは苦難の道です。どうしたら更年期肥満を解消できるのでしょうか。
閉経後に太る2つの理由
太ることをしていないのに閉経後に太る理由は2つあります。
大きな原因は女性ホルモンの低下です。女性ホルモンの1つ、エストロゲンには脂肪をつきにくくして肥満を予防する効果があります。エストロゲンが低下する分、これまでより脂肪がつきやすく、太りやすくなります。
もう1つは基礎代謝の低下です。女性の基礎代謝量は20代では1日におよそ1200kcal程度ですが、50代になると1000kcal程度まで落ち込んでしまいます。これは1日当たりご飯1杯分もの差になります。
見た目だけじゃない!怖い更年期肥満
更年期肥満では、これまで女性につきにくかった内臓脂肪が増え、ウエストのくびれがなくなりお腹が出てきます。
見た目にも気になりますが、心配なのは外見だけではありません。内臓脂肪が増えるため、生活習慣病につながるメタボリックシンドロームに直結します。
また、更年期肥満は骨粗しょう症や乳がんなど、老後のQOLを左右する病気のリスクを上げます。
閉経後のダイエットを成功させるコツ
閉経後のダイエットは閉経前と同じやり方ではなかなか成功しません。閉経後にダイエットを成功させるコツを3つご紹介します。
短期集中型のダイエットはNG
閉経後は脂肪を溜め込みやすくなっているため、短期集中タイプのダイエットでは痩せにくくなります。
しかも、脂肪を溜めやすい体質で更に飢餓スイッチを入れてしまうためダイエットに成功してもほとんどがリバウンドしてしまうのです。
閉経後のダイエットは長期的ビジョンを持って気長に行いましょう。
閉経後は運動が効く
閉経は全ての面でダイエットに不利なわけではありません。実は、閉経後は運動での減量効果は上がるという調査結果が出ています。
また、更年期肥満ではお腹周りが太りやすく体型が崩れるため、食事制限だけのダイエットでは美しくなることはできません。閉経後のダイエットは食事制限だけではなく是非、運動を取り入れましょう。
エストロゲンの補充には2杯のカフェオレ?
低下してしまったエストロゲンを補充するのも太りにくく、ダイエットの効果を上げるために効果的です。
閉経後のエストロゲンをサポートするのは適度な睡眠と運動、ストレスを避けることです。エストロゲンを食べ物で補充することもできます。
女性ホルモンでおなじみの大豆や大豆製品を摂ったり、意外な飲み物にもエストロゲンアップの効果があります。それはコーヒーと牛乳です。
1日2杯のコーヒーはエストロゲンレベルを上げます。飲みすぎは逆効果になるようです。
牛乳には妊娠したメス牛の分泌するホルモンがたくさん含まれています。閉経後の骨粗しょう症を防ぐ効果もあります。こちらも飲みすぎると肥満の原因になったり、乳がんなどのリスクを上げるので注意しましょう。
閉経後の朝の一杯やティータイムを、カフェオレに変えてみるのはいかがでしょうか。