栄養補給しながら脂肪を燃焼できるジンギスカンダイエットとは
北海道の味覚、ジンギスカン。甘いたれに柔らかいお肉が美味しい、内地で言うすき焼きに近いボリュームたっぷりのご馳走ですが、なんとこのジンギスカンでジンギスカンダイエットができるとか!?3つの理由とジンギスカンの取り入れ方をご紹介します。
ボリュームたっぷりのジンギスカンで痩せる?
北海道の味覚、ジンギスカン鍋がダイエットに良いと注目を集めています。
食べるとボリュームたっぷりのお肉と甘いタレでお腹いっぱい。羊版すき焼きと焼肉の中間いったイメージです。とてもジンギスカンダイエットなんて想像もつきません。
それでもジンギスカンダイエットは可能なのです。それには3つの秘密があります。
ボリュームと腹持ちの割りに低カロリー
冬になると鍋物が恋しくなります。次の日までお腹いっぱいになるボリュームたっぷりのジンギスカンのカロリーはどのくらいなのでしょうか。
鍋物のカロリーは大体以下の通りです。
すき焼き 800kcal~1000kcal
しゃぶしゃぶ 600kcal~800kcal
キムチ鍋・ちゃんこ・ジンギスカン 400kcal~600kcal
寄せ鍋 250kcal~450kcal
おでん 230kcal~450kcal
ジンギスカンは決して低カロリーではありませんが、満腹度や腹持ちの割には案外カロリーが低いと思いませんか。ジンギスカンとイメージの近いすき焼きは一人前食べるとジンギスカンの倍近いカロリーです。
羊肉のダイエット効果
ジンギスカンダイエットの秘密は羊肉にあります。
羊肉はL-カルニチンを多く含みます。L-カルニチンはダイエットサプリにもよく使われる、脂質の代謝をして脂肪を燃焼する効果のある成分です。食肉に多い成分ですが、特に羊肉には多く牛肉の5倍~10倍あります。
また、羊肉は低脂肪で高たんぱく。含まれるアミノ酸のバランスもよく、効率よく代謝を上げてくれます。しかも脂肪が溶ける温度が高いために脂肪を食べてもあまり吸収されません。
疲労回復や代謝に役立つビタミンB群に、女性が不足しがちな鉄分とカルシウム、新陳代謝を助ける亜鉛など、ビタミンやミネラルも豊富です。
野菜がたくさん食べられる
ジンギスカンの具の野菜は、何を入れますか。
基本レシピはにんじん、もやし、かぼちゃ、ニラですが、同じ北海道でも地方や家庭によってさまざまな野菜を入れます。
ジャガイモやキャベツ・玉ねぎ・しいたけなど具材はバラエティに富み、正直なところ、どんな野菜でも合ってしまうのがジンギスカン鍋です。
秘密はジンギスカンのたれにあります。ジンギスカンのたれには砂糖やごま油などが含まれ、肉の脂が移ってそれ自体は低カロリーではないのですが、どんな野菜も美味しく、ボリュームを減らしてくれるのです。
ビタミンやミネラル、食物繊維をたくさん摂ることはダイエットのコツのひとつです。
ジンギスカンの取り入れ方、作り方
ジンギスカンダイエットといっても、毎日ジンギスカン鍋を食べる人はあまりいませんし、カロリーもそれほど低くありません。
お勧めのやり方は、ダイエット中のご褒美や特別な日の料理として、すき焼きやとんかつ、ステーキなどのほかのご馳走と置き換えることです。
ジンギスカンは北海道専門店で食べるのも良いのですが、家庭で作るのも案外簡単です。
北海道でもたれを手作りする家庭は少なく、たいていの家庭では市販のたれか、たれに漬け込んだラムのパックを買ってきて作ります。市販の材料を買えば焼肉感覚で誰でも作ることができます。
ジンギスカン鍋ではなく、ホットプレートやフライパンでも作れます。