メンタルケアでダイエットは8割成功する!? その理論と実践法とは?

メンタルケアでダイエットは8割成功する!? その理論と実践法とは?

メンタルケアでダイエットの成功率は驚くほど上がります。その理由は、多くの人のダイエットの失敗がメンタルコントロールの失敗に依るものだからです。ダイエットには明確で実現可能な目標設定と、毎日の生活でダイエットに向けた行動が不可欠です。そのための手法やポイントを解説します。

メンタルケアでダイエットの成功率は飛躍的に上がる

最近は、スポーツ選手にメンタルケアをするということが、一般的にも知られるようになってきました。

多くの場合は、試合当日のメンタルコントロールが話題になることが多いですが、日頃の練習の中でもメンタルケアは不可欠です。

そして、このスポーツ選手が行っている練習日のメンタルケアは、ダイエットをする人にとっても有効な方法です。

【1】まずはセルフモニタリング

まずはセルフモニタリング

ダイエットにおいて、自分自身を客観的に見ることはとても重要です。

ある女性OLは毎朝、会社に出勤したときにセキュリティで撮影される自分の顔写真を見て過ごすだけで、自然と間食が減り、歩く距離が増えて、特別なダイエットを行わずに1年ほどで体重が10kg減ったというケースもあります。

これはセルフモニタリングの有用性を示した好例の一つです。ダイエットには目標やイメージも大切ですが、客観的に自分を見ることは、何よりも最初に行うべきことです。

自身の身長、年齢、体格、骨格などを考えて、現実的な数値を考えることもセルフモニタリングには必要不可欠です。モデルやアイドルの公表している身長や体重やウエストサイズの多くは、嘘であると言われています。

そのため、このような人たちの公称サイズを安易に信じて何も考えずに目標数値として目指すのは、蜃気楼に向かって歩くことと同じです。客観的に自分を見つめて、現実的で達成可能な範囲を設定しましょう。

【2】明確な数値目標、計画を立てる

明確な数値目標、計画を立てる

現実的に達成できそうな目標数値を設定したら、次はその目標を実現するための明確な計画を立てます。

目標数値を設定しても、漠然と頑張る、というスタイルではいつまで立っても実現することはできません。きちんと期限を決めて、どれくらいのペースで体重を落とすのか、そのためには何をすべきか、あるいは何をしたらその目標がクリアできるのかを考えます。

ただし、体重を落とせるペースは週単位や月単位で限界があります。1週間でマイナス7kg、あるいは1ヶ月でマイナス15kgなど、明らかに達成できないペースです。1週間でマイナス0.5kg、あるいは1ヶ月でマイナス1kgなど実現可能なラインを目指します。

また、1月で体に負担をかけずに落とせる体重は、標準体重から離れていればいるほど大きくなりますが、それでも月に2kgと言われています。

これ以上を設定してもやがて停滞期などで体重が変わらない時期が続き、ダイエットのモチベーションが下がり、ダイエットを続けることが困難になるリスクがあることを知っておきましょう。

明確な計画を立てたら、そのために今日はどれくらい頑張れば良いのか、という自覚と自発的な行為や活動が行えるはずです。

例えば、食べ過ぎたからジョギングする、夕食を減らす、寝る前にカロリーのあるものを摂取しない、などです。

【3】リラックスする時間をつくる

リラックスする時間をつくる

ダイエット中は、思い通りに食べたり、行動したりできないことが多く、そのためにストレスがたまりがちです。

ダイエット中にストレスが溜まるのは仕方ない、と思う人もいるからもしれませんが、このストレスとコントロールするのも、ダイエットの成功には大切なことです。

お笑いのDVDを見る、瞑想やヨガをする、友達と電話で話すなどダイエット中のストレスを食べること以外で積極的に解消することはダイエットにおいて一つの義務や仕事です。

【4】イメージトレーニング

イメージトレーニング

ダイエット中は、2日に1回はダイエットに成功した自分をイメージする時間を持ちましょう。

可能なら毎日でもやって欲しい習慣ですが、これによりダイエットの意欲やモチベーションを維持することができます。痩せた自分を具体的にイメージしたり、あるいは痩せたときに着る服を眺めるだけでも効果があります。

イメージトレーニングを行うときにストレスを感じていると、自信の喪失や不安によって、ダイエットの成功を信じられなくなることがあります。

そのため、イメージトレーニングはいつも気持ちがリラックスしていて、前向きな状態で取り組むことが成功のコツです。

【5】心理状態の把握のためのダイエット日記

心理状態の把握のためのダイエット日記

ダイエットは毎日の積み重ねです。そのため、毎日の心理状態をきちんと把握して、少しでもダイエットにマイナスな気持ちが出た場合にはすぐに対処する必要があります。

そのためにダイエット日誌をつけましょう。内容はダイエットに取り込んだときに感じたこと、目標の達成への自信、もしくは不安などです。ポイントは正直な気持ちを書いて、自分の精神状態を客観的に眺めることです。

このようにダイエット日誌をつけるだけで、無用な不安や焦りから解放されて、建設的で前向きな気持ちで翌日のダイエットに取り組むことができます。

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