塗って良し!食べて良し!米油で美肌になるのはスーパービタミンEのおかげ
米油で美肌になる理由はその成分にスーパービタミンEと呼ばれるトコトリエノールを含んでいるからです。通常の40倍もある抗酸化作用は肌や血管の酸化を防ぎ、アンチエイジングに役立ちます。ただし、米油は良質なもので、薬品抽出ではなく圧搾法一番絞りと明記されているものを選ぶようにしましょう。
米油で美肌になれる理由
最近では様々な植物性油脂が体によいと言われて、オリーブオイルやココナッツオイル、パーム油などが流行しました。
これらの油は動物性の油に比べて血液を汚さず、内臓をきれいにしてくれる効果などが取り沙汰され、健康や美容に良いオイルとして定着しつつあります。
しかし、ここにきて日本の食であるお米からできた米油に注目が集まっています。お米といえば、白米では炭水化物、玄米ではタンパク質やミネラルが豊富なことで知られていますが、あまり脂質がない印象があります。
実は、お米にもわずかですが脂質が含まれており、その脂質は他の植物性油脂に引けを取らないほど素晴らしい美容効果があることがわかったのです。
スーパービタミンEで若返りを強化
米油の美肌成分のポイントになるのはスーパービタミンEと呼ばれる米油にしか含まれていないトコトリエノールという成分です。
ビタミンEは抗酸化作用の強いビタミンとして知られていますが、トコトリエノールは一般的なビタミンEに比べて、その抗酸化力が40倍以上とも言われています。
老化は細胞の酸化、血液の糖化と呼ばれているため、高い抗酸化力は、そのまま細胞の酸化を抑制し、高いアンチエイジング効果があることを意味します。
肌や毛穴の正常化をサポート
米油は、美肌のためには直接肌に塗ることで効果を発揮します。とくに乾燥が強い部分、シミ、シワ、くすみが気になる部分に時間をかけて塗ると短期間で、肌のトラブルが解消されると評判の油です。
米油は毛穴の黒ずみの改善に役立つだけでなく、毛穴の開閉を正常化させ、皮脂の過剰分泌や乾燥を根本から解消する働きがあることも注目されています。
表面的なトラブルではなく、肌の性質や毛穴の機能を修復してくれるので使い続けることで、肌がますます強く健康になることをサポートします。
食べることで内側から健康に
米油は食べることでも、体によい効果があります。そのため、普段の揚げ物に米油を使ってみても、美味しくいただくことができます。とくに効果があるとされているのは、動脈硬化の改善と予防です。
動脈硬化は血管にコレステロールが溜まり、血管を詰まらせたり、硬化させ、血管を弱らせることです。放置することで血管が破れやすくなったり、詰まりやすくなり、心臓や脳の血管でこのような症状が起こると数分間で死に至る可能性もある恐ろしい症状です。
米油には血液中の悪玉コレステロールを減らし、酸化した血液を正常にして、血管を柔らかくする働きがあると言われています。血液成分だけでなく、血管を丈夫にするため、高い健康効果が期待できます。
良質な米油選びはここに注目!
ただ、米油は基本的に割高な価格のものが多いのも事実です。ときおり安く米油を販売しているところもありますが、そのような米油は製法に問題がある場合があります。
米油の製法には昔ながらの圧搾法と、薬品を使って抽出されたものがあります。
薬品抽出で問題になるのは、使用されている薬品の中に、ノルマンヘキサンと呼ばれる劇薬が含まれることです。そのため、このような米油は美容や健康に悪影響を与える恐れがあります。
米油を購入するときには、圧搾法で、できれば一番絞り(バージンオイル)であることが明記されたものを選ぶようにしましょう。