良いことだらけの観葉植物の効果☆ポイントは土壌があること!
観葉植物の効果は環境改善、身体的メリット、精神的メリットの大きく3つあります。環境改善効果は宇宙船内で活用されているものです。有害物質や空中に浮遊するカビやバクテリアなどを除去するため快適な環境を保ちます。また、心身の健康増進や生産性の向上にも効果があり、ストレス軽減だけでなく満足度も向上します。
メリットいっぱい観葉植物の効果!ポイントは土にある?!
最近では、観葉植物を置くホテルやオフィスなどが増えています。これは観葉植物は人間の生活にとって、様々な良い効果があることが明らかになっているためです。
ただし、観葉植物の効果は植物と土があることでもっとも発揮されると言われています。観葉植物を購入する場合には植物の種類だけでなく、土がきちんとあるものを選ぶようにしましょう。
土と植物があることで、どのような効果があるのか。大きく3つ効果について解説します。
【1】環境の改善
多くの人が求める観葉植物の効果といえば、環境の改善ではないでしょうか。
室内に観葉植物があることはマイナスイオンの濃度を上昇させたり、ホルムアルデヒドやアセトンなどの有害物質の除去に役立ちます。
このような効果は小まめな換気によってもたらされますが、窓の開閉ができないビルや機密性の高い場所などの理由で簡単に換気ができない場合でも有効な方法です。
実は観葉植物のこのような効果はNASAによる研究でわかったことです。
というのも、宇宙空間にいるシャトルの船内では換気することができず、空気がどんどん汚れていくことが乗組員の健康リスクの問題の一つでした。これを解決する方法が観葉植物の設置だったのです。
また、保湿加湿効果で空気の乾燥を防いでくれる効果があるほか、吸気中のカビやバクテリアの発生を抑制することもわかっています。
この有害物質の除去やカビの抑制は観葉植物そのものではなく、植わっている土に住む微生物の作用によるものです。土壌中に住む微生物にとって、有害物質やカビ、バクテリアは餌の一つです。
また、このような効果は植物の数や土の量に応じて高くなることがわかっているので、広い部屋や多くの人がいる部屋には、より多くの観葉植物が必要になります。
【2】身体的なメリット
このような観葉植物の室内環境の改善に伴って、ヒトの体は健康になります。
例えば、観葉植物の緑を見ることで目の疲れを癒す効果、植物の香りによる健康増進効果があります。これは植物の色や香りによって、目や健康に寄与するホルモンの分泌を助けることがわかっています。
また、室内に植物があることで、酸素濃度が上昇し、体の新陳代謝を活発にすることがわかっています。一説にはオフィスワーカーの原因不明の疲れやすさや疲労の持続の原因は空気中の酸素濃度が低いためであるとも言われています。
実際に、締め切った部屋に多くの人がいると、酸素濃度は急激に低下します。そのような環境にいると、人はぼーっとしたり、眠気を感じやすくなるなどの身体症状がでます。
このような酸欠状態を改善し、室内の酸素濃度が上昇すると体の代謝機能や免疫力があがり、病気になりにくくなり、生産性も向上することがわかっています。
冬場にインフルエンザや風邪などの感染症が蔓延しやすい場合には、室内の湿度と酸素濃度をあげることで病気になる人が少なくなることが期待できます。
【3】精神的なメリット
観葉植物には精神的なメリットもあります。むしろ、このメリットによって観葉植物は有名になったと言っても過言ではありません。
人の目は緑を見ることで、目の機能だけでなく、心もリラックスすることがわかっています。また、気分が良くなることでストレスの解消になったり、やる気がでる効果もあります。
さらに、仕事に対して、楽しみや満足と言った感情も生まれやすくなると言われています。
なんとなく不機嫌な社員が多いときや、家族の仲が良くないと感じる場合には、観葉植物を置くことで集団の生産性の向上と人間関係の改善が期待できます。
とくに職場では忙しいときこそ観葉植物を取り入れることで、ストレスのたまりやすい時期でも前向きに仕事に取り組む社員が増えることが期待されます。