なかなか治らないニキビ痕はどうしたらいい!? 知っておきたいニキビ痕のあれこれ
ニキビ痕はその原因によって種類があるって知っていましたか?自己ケアでもキレイにできるものもあれば、自力では難しいものもあります。どうしても治らないニキビ痕を治せるかもしれない最新の治療方法についても調べてみました。
「ニキビ痕」には種類があった!
ニキビ痕は大きく分けて2種類あります。
赤みが残ったり、色素沈着を起こしてしまったりする
ニキビがあった場所が赤みを帯びてしまったり、色素沈着により茶色っぽいシミのような痕が残ってしまうタイプのニキビ痕です。
ニキビ痕が赤みを帯びてしまうのは、肌で炎症を起こしてしまっているのが原因です。
赤くなってしまったニキビ痕は原因となる炎症が治った直後に紫色に見えることがあります。紫色に見えるのも一時的なもので、時間とともに茶色っぽくなっていきます。
赤みを帯びたニキビ痕は肌のターンオーバーが正常に行われてさえいれば、ほとんどの場合が改善され、目立たなくなっていきます。しかし、肌のターンオーバーが正常に機能していないと痕となって残ってしまうのです。
色素沈着を起こしてしまう原因となるのは「メラニン」です。
炎症を起こしてしまった肌の細胞をダメージから守るためにメラニンが生成されてしまいます。このメラニンはいわゆるシミの原因と言われているものです。
本来なら肌のターンオーバーにより排出されるものですが、ニキビができている部分はターンオーバーが正常に機能していません。
そのため、メラニンが排出されず、ニキビ痕として残ってしまうのです。
ニキビがあった場所がクレーターのような状態になる
肌がまるでみかんのようになってしまっていませんか? それはクレーター状になったニキビ痕です。
このタイプのニキビ痕は肌の細胞に深刻なダメージを受けてしまったことが原因です。こうなると、自力での治療はほぼ不可能です。
これがいわゆる「治らないニキビ痕」と言われているものです。
そもそも「ニキビ痕」はどうしてできる?
最大の原因は「ニキビ」
「ニキビ痕」というくらいですから、当然ニキビが原因となっています。でもニキビができたからといって必ずしもニキビ痕になってしまうわけではありません。
できてしまったニキビをついつい触ってしまったり、潰してしまったりして肌へのダメージを大きくしてしまうのが最大の原因です。
「治らないニキビ痕」にはどう対処する?
なかなか治らないニキビ痕は頭の痛い問題です。
放置するわけにもいかず、かといって様々なケアを試みても改善する様子が見られない・・・そんなときはどうしたらいいのでしょう?
皮膚科を受診する
改善する気配が見られない場合はやはり皮膚科を受診することが必要です。
ニキビで病院なんて・・・と思ってしまうことが多いですが、ニキビもりっぱな治療対象です。ニキビ痕になると、保険適応外になってしまうので、痕になってしまう前に皮膚科できちんと治療してしまうのが理想です。
ニキビ痕になってしまったら、自分でできるケアを行い、ニキビ痕対策を行いましょう。ただしいケアを行えば、赤みを帯びているニキビ痕や色素沈着を起こしてしまったニキビ痕はある程度の改善が期待できます。
問題は、クレーター状になってしまったニキビ痕です。クレーター状になってしまうと、自力での改善はかなり厳しくなってしまいます。
クレーター状のニキビ痕の治療は普通の皮膚科ではなく、「美容皮膚科」を受診するのがオススメです。
クリニックによってその治療方針・治療方法に違いがありますが、美容皮膚科では通常の皮膚科では行われていないような治療法も実施しているところが多いようです。
レーザー治療
なかなか治らないニキビ痕に対して施されるのがレーザー治療です。特にクレータータイプのニキビ痕の治療に用いられることが多いです。
ニキビ痕の治療方法としては、最終手段といっても過言ではありません。
ただ、残念なことに、レーザー治療を行ったからといって完全にニキビ痕が消えるというわけではないようです。
おまけにレーザー治療は保険適用外。もしレーザー治療を選択するのであれば、しっかり検討することが大切です。
自分の血液を使ってニキビ痕を治療する
なんと、ニキビ痕治療に自分の血液を使う方法があります。
採血した血液から、血小板血漿を採取し、患部に直接注入するというものです。自らの血液を使うのでトラブルが起こる可能性を大きく下げることができます。
この治療法はさらに発展していて、採取した血小板を特殊な機械を使ってジェル状に加工し、患部に注入する、という方法もあります。
それぞれの治療法の性質をうまく組み合わせて複合的な治療を行っているクリニックもあります。
治らないニキビ痕が気になり始めたら、まずは美容皮膚科へ行ってみましょう!