効果は高級パック以上?!とぎ汁で顔パックする方法
とぎ汁で顔パックをすると高い美肌効果があるといわれています。とぎ汁はお米をといだときに出る水ですが、白濁した液体には多くの美容成分が含まれています。その美容成分を沈殿させたもので顔にパックすると美肌になれます。手軽にできる美容法として注目されています。
とぎ汁で顔パックすると美肌になる?!
最近では無洗米というお米もあり、とがずにそのまま炊飯することができます。しかし、そうでないお米は一般的に炊飯前にお米をとがなければいけません。これはお米についた汚れを落とすことが目的で行われます。
そのため、お米のとぎ汁は白く濁っていて汚いというイメージがあります。しかし、その白く濁っているのは汚れだけでなく、ミネラルやビタミンが豊富に含まれた美容成分なのです。
そのため、このお米のとぎ汁をそのまま捨てるのではなく、一手間かけてパックにして、皮膚に直接その美容成分を与えるという美容法があります。
とぎ汁の美容成分とは?
とぎ汁の栄養は、米ぬかと同じくらい豊富にあるといわれています。美容成分としてカルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを含み、またビタミンB群やナイアシンを含みます。
また脂質も多く、肌の乾燥を防ぎ潤いのある肌にする効果があります。植物性の油であるため、血管を詰まらせたり血液を汚すことはなく、むしろ血管を丈夫にしたり体に悪い油を排泄させる作用があります。
そのため、ただ捨てるだけではもったないと、美容液としての利用価値が再認識されています。
美容効果のあるとぎ汁を得る方法
【1】最初のとぎ汁は捨てる
お米をとぐときに多めの水でざっと洗い、最初の1回は捨てるようにします。1回目で出るとぎ汁にはお米についた埃や汚れ、さらには虫の死骸などがある場合もあるからです。
ポイントは多めの水でざっと洗うことです。たくさんの水で洗うことで表面の埃や汚れ、小さなカスや虫の死骸が浮いてお米の表面がきれいになります。
【2】2回目以降のとぎ汁は捨てずに容器に溜める
2回目は少なめの水を入れてお米同士を軽くこすり合わせるようにしてお米をとぎます。こうすると、とぎ汁がすぐに白濁してきます。
白濁したとぎ汁は捨てずに容器に入れて、3回、4回と水を加えてはとぐことを繰り返し、とぎ汁を増やします。
ポイントはお米よりも1センチ以上の深さの水を入れることです。この量はかなり少ない量ですが、量が少ないほどお米同士が擦れやすくなり、良質なとぎ汁ができます。
とぎ汁の利用方法
こうして得られたとぎ汁は手洗いや洗顔、あるいは入浴剤として使うことができます。洗い上がりに肌がすべすべになります。
これはとぎ汁のミネラル分と良質な脂質によるものです。脂質ではありますが、べたつきは一切なく、適度な潤いだけを肌に与えます。
この効果をもっと顔の美肌に役立てたいと思うのなら、パックにすることをおすすめします。
とぎ汁からパック剤を得る方法
とぎ汁からパック剤を作る方法は、とぎ汁をカップなどの空いた容器に入れてラップをし、冷暗所で6時間から1晩ほど置いておきます。容器の底に白い沈殿物ができるので、それをパック剤として利用します。
ポイントは冷暗所で保管するということです。あまりに温度が高いとカビなどの発生する可能性があります。
また、湿度の高い場所もおすすめできません。そのため夏場は冷暗所で6時間ほど、冷蔵庫では年間を通じて1晩以上置くようにすると良いでしょう。
とぎ汁パックの方法
上澄みを取り除き、沈殿したものを洗顔した肌に直接塗ります。5分から10分程度置いてあと、ぬるま湯で洗い流してパックは終了です。
肌トラブルが多い人や乾燥肌の人の場合には、パックする際にラップをかぶせるようにします。