知ってる?ジェルネイルの危険性 中毒症状のリスクがあるジェルネイル
ジェルネイルの危険性をご存知ですか?爪のおしゃれを楽しむために、ジェルネイルをしている方もいらっしゃるでしょう。ジェルネイルは、一度つけると2~3週間ほど持つので、通常のネイルよりも楽にお手入れができます。ただ、気を付けなければいけないのは、中毒症状などが出るジェルネイルの危険性です。
中毒症状や肌の老化 ジェルネイルの危険性とは?
ネイルをするときは、いつもジェルネイルだという方、おしゃれのためにやっていると思いますが、ジェルネイルの危険性をご存知でしょうか?
ジェルネイルを硬化するときに使われるUVライトや、ジェルネイルをオフする時のリムーバーは、私たちの健康に害を及ぼす恐れがあります。ジェルネイルの危険性について勉強しましょう。
ジェルネイルとは?
ジェルネイルは、粘液上の合成樹脂の液体を爪に塗って、UVライトやLEDライトを使って硬化させて仕上げるネイルのことです。
硬化させた後は固まっているため、すぐに触ることができ、皿洗いなどの水仕事をしても落ちない点が魅力的です。また、ジェルネイルはマニキュアと比較して発色がよく、見た目がきれいです。
このようにメリットがあるジェルネイルですが、危険な面も併せ持っています。ジェルネイルの危険性をみていきましょう。
ジェルネイルの危険性【UVライト】
ジェルネイルをするときは、ジェルを塗ってUVライトを使って硬化させます。色を重ねたり、ネイルアートをするときは、何度も重ねることもあります。この硬化時に使われるUVライトが危険なのです。
ニューヨーク大学の教授であるChris Adigun教授によると、ジェルネイルの時に使われるUVライトが、皮膚がんになる可能性があると発表しました。
UVライトは紫外線が発生し、このライトを長時間、頻繁に浴びた皮膚は、皮膚がんになる可能性があるということです。
2009年に発表されたものでは、皮膚がんの病歴がない女性が、両手を長時間UVライトにあてることによって腫瘍ができた、という報告がされています。
Chris Adigun教授は、UVライトを使う前に日焼け止めクリームを塗った方が良いと話しています。
また、台湾の皮膚科医師である游鴻儒医師は、紫外線は皮膚を老化させる原因となると言っています。おしゃれであっても、肌の老化を進めてしまっては嫌ですよね。
ジェルネイルの危険性がわかりましたね。ただ、どのくらい頻繁に照射すれば皮膚がんになるのでしょうか?
米国の有名ジェルブランドのO社の研究によると、9WのUVライトを使って、13,000台を同時に10分間照らさない限り、皮膚を傷つけることがないとのことでした。
一般的にジェルネイルの施術で使われるUVライトは、3回から5回程度の照射回数で、1回に使われる時間も30秒程度ということでした。このような施術であれば、それほど心配はないような気がしますね。
また、UVライトのジェルネイルの危険性を避ける方法として、LEDライトを使う方法があります。LEDライトであれば、UVライトのように紫外線の影響を受けないため、安心してジェルネイルが楽しめそうです。
ジェルネイルの危険性【リムーバー】
UVライト以外の、もう一つのジェルネイルの危険性として、リムーバーがあります。
ジェルネイルで使うリムーバーの原料にはアセトンが使われています。アセトンの蒸気を吸い込むことによって、中毒症状を起こす恐れがあります。呼吸器を刺激したり、眼が痛くなったり、中枢神経に影響を及ぼしてしまいます。
よって、リムーバー液を誤ってこぼしてしまった時には注意が必要です。すぐに、窓やドアを開けて喚起をしなければ、中毒症状を引き起こしてしまいます。
特に小さな子どもが同じ部屋にいる場合は、リムーバー液の転倒や誤飲の可能性があるため、なるべく子どものいない部屋で行い、リムーバー液の取り扱いには注意をしましょう。
また、アセトンが入っているリムーバーは、爪の表面の油分を拭い去ってしまうため、爪が乾燥したり割れやすくなってしまいます。
ジェルネイルのリムーバーには、ノンアセトンのものもあるため、なるべくそちらを使った方が良いと思われます。