炭水化物抜きダイエットの弊害?!炭水化物抜きダイエットは危険なダイエットなのか
炭水化物抜きダイエットの弊害についてまとめています。炭水化物抜きダイエットは短期間で体重を落とすことができるため、実践している人も多いのではないでしょうか?しかし、炭水化物抜きダイエットを続けることで体に様々な悪影響を及ぼすことが心配されています。
人気の炭水化物抜きダイエット
炭水化物と言えば、人間が生きていくうえで必要不可欠な栄養素の1つです。毎日を元気に過ごすためのエネルギー源とも言えるでしょう。
しかし、ダイエットに励む女性にとって、炭水化物は不必要なものという認識が強いようです。なぜなら、炭水化物は体内で脂肪に変わりやすいからです。このような認識から、炭水化物抜きダイエットが人気になっています。
炭水化物抜きダイエットのやり方は簡単で、いつもの食事から炭水化物を抜くだけです。炭水化物以外の食事はいつも通り食べることができます。たったこれだけの方法ですが、短期間で大幅な体重減少が期待できます。
このように、一見すると炭水化物抜きダイエットはとっても魅力的なダイエット方法に思えます。しかし、実際は炭水化物抜きダイエットを行うことによって様々な弊害があります。
炭水化物抜きダイエットの弊害
前述したように、炭水化物抜きダイエットでは大幅な体重減少が可能です。しかし、炭水化物抜きダイエットによって落ちているのは脂肪だけではありません。脂肪と共に、必要な筋肉まで落ちているのです。
そのため、炭水化物抜きダイエットを続けると筋肉が落ちてしまい、基礎代謝も減ってしまいます。このようなことから、炭水化物抜きダイエットは健康的に痩せられるダイエット方法とは言えません。
イライラ・疲労感などの体への悪影響
炭水化物抜きダイエットの弊害として、体の様々な部分に悪影響を及ぼすことが挙げられます。例えば、脳にも大きな悪影響があります。
炭水化物抜きダイエットを行うことにより、脳に必要な栄養素が行き渡らなくなってしまいます。その結果、やる気の低下・集中力の低下・疲労感・イライラなどの症状が表れます。症状が悪化すると、意識障害や脳卒中の危険性も高まると言われています。
炭水化物には、ブドウ糖が含まれています。人間の体内には、ブドウ糖によって栄養を補給している臓器が4つあります。具体的には、血管の壁・肺の粘膜・神経組織の内膜・目の内部にある水晶体です。
これらの部位は、炭水化物を摂取することによって十分な働きをします。そのため、炭水化物抜きダイエットを行えばこれら4つの部位に障害が出てしまいます。
考えられる病気としては、肺気腫・神経痛・腎炎・腎不全・動脈硬化・心筋梗塞・白内障などが挙げられます。炭水化物抜きダイエットは、様々な病気のリスクを高める危険なダイエットなのです。
お肌がぼろぼろになってしまう?!
炭水化物抜きダイエットの弊害は、お肌にも表れます。
肌トラブルの無い美肌をキープするためには、バランスのとれた食事が欠かせません。しかし、炭水化物抜きダイエットを行えば栄養バランスが大きく偏ってしまいます。これによって、肌は次第にボロボロになっていきます。
せっかく体重が減っても、体やお肌がボロボロでは何の意味もありませんよね。
骨密度が低下する
更に、炭水化物ダイエットは骨の骨密度を低下させる恐れがあるとも言われています。炭水化物を抜くことで、いわゆる骨粗鬆症になってしまうのです。このような状態ですと、転んだだけで骨折してしまいます。
また、炭水化物抜きダイエットの影響で筋肉も落ちているため、回復が遅れてしまうことも考えられます。このような事例が、実際に起きているのです。
炭水化物ゼロは危険!ゼロではなく減らす程度で
炭水化物をゼロにすると、確かに体重はぐっと落ちやすくなります。ですが、前述の通りまったく炭水化物を取らないようにすると危険性があります。だからこそ適度に減らすことが大切です。
極端に栄養バランスを崩してしまうと健康的なダイエットではなくなりリバウンドもしやすくなるため、健康的なバランスを考えたダイエットを実施しましょう!