シミ、シワ、くすみに効果あり!酒粕パックの効果を支える3つの有効成分
酒粕パックの効果は美肌に尽きます。とくに美白には効果が高いのですが、その理由は3つの美白成分が含まれているためです。それぞれの働きで美白を作るので多くの女性たちの肌を美白に導きます。また、安全な成分であることも人気の秘密のようです。とても効果が強力なので数日おきに使用するようにしましょう。
酒粕パックの効果
美肌効果が高いと言われる酒粕。
最近では甘酒として飲むことで健康や美容効果が得られるとして人気ですが、美肌効果を狙うなら直接肌に塗ることがもっとも効果的であると言われています。
実際に、酒蔵で働く男性の肌も白いのは手だけで顔は美白とはほど遠い人たちばかりです。つまり、酒粕の成分は直接、肌に塗布することがポイントなのです。もちろん、ミネラルや食物繊維が豊富であるため食べても体に良いということは間違いありません。しかし、美肌効果を狙うならやはり酒粕はパックして利用するのが良いようです。
具体的に酒粕パックにはどのような効果があるのでしょうか?
【1】シミを消す
酒粕パックの効果として、もっとも重要なのは美白効果ではないでしょうか。
酒粕が美容成分として注目されたのも、もともとは美白成分が含まれているというものでした。この美白成分はアルブチンと呼ばれ、肌を白くする効果が高いことで知られています。このアルブチンは肌に直接塗ることで塗った部分を白くする効果があります。
このアルブチンはシミを消す「ハイドロキノン」の誘導体として働く成分です。ハイドロキノンは医薬品にも使われ、その高い効能で知られている成分です。そのため、このアルブチンが多く含まれている酒粕はシミに効くとして中高年女性の間でとくに人気になりました。ハイドロキノンに比べてアルブチンは安全性が高く、また敏感肌の人でも使用できることでも知られています。
【2】シワやくすみの防止や改善
酒粕パックにはコウジ酸という成分も含まれています。このコウジ酸も美白効果のある成分として知られいるものです。
コウジ酸はメラニン色素の発生を抑制する働きがあり、アルブチンと一緒に塗ることで、より高い美白効果を発揮します。また、このコウジ酸は単独でもくすみの改善に効果があることで知られています。
とくに効果のあるくすみは黄色いくすみです。不健康に見える黄色いくすみは細胞の糖化が原因と言われ、主食が炭水化物である日本では加齢に伴いよく現れる肌トラブルの一つです。改善方法はほとんどないと言われていますが、酒粕パックでは改善できると言われています。
【3】アンチエイジング
酒粕にはフェルラ酸という高い抗酸化作用のある成分も含まれています。
このフェルラ酸は活性酸素を除去する効果があり、肌の細胞の新陳代謝を活発にするため、いつも肌を新鮮な輝きで包んでくれます。フェルラ酸の代謝向上作用のおかげで、シワを防ぐ効果が期待できます。
また、フェルラ酸はアルブチンやコウジ酸と同じく、美白効果があることも知られています。つまり、酒粕には3つの異なる美白成分があることになり、この3つの成分がそれぞれの働きで肌にシワ、シミ、くすみができないように守ってくれるというわけです。
このように効果の高い酒粕パックですが、より高い効果を得るためには時間をかけてパックすること、パックは週に2日程度にするなどのポイントがあります。1回のパック時間が長いとそれだけ有効成分が染み込みやすくなりますが、毎日行うとアレルギーがでる原因になるので数日おきに行うのが安全です。
ただし、アレルギーがでる可能性があるからといって、酒粕が体に悪い、という意味ではありません。酒粕は有効成分が多いために、毎日行うと肌がびっくりしてしまったり、高い栄養補給によって排毒力が高まり、一時的に肌荒れを起こす可能性があるためです。肌荒れを起こさず、肌を健康に美肌にするためにはゆっくりと時間をかけて改善する方が望ましいのです。
つまり、有効成分がありすぎるからこそ、毎日行わない方が良いという意味ですので、効果を早く実感したい人や一時的な肌荒れはまったく気にしない!という人は毎日行って構いません。