危ない!山で触っちゃいけない生き物や植物と、もしもの応急処置
山で触っちゃいけない生き物や植物を知っていますか?
山をもっと楽しむために、触っては危ないもの、もし触ってしまったときの応急処置について紹介します。
山ガールがファッションを楽しむためのポイントも合わせて紹介します。
山で触っちゃいけない生き物や植物があります。
最近テレビ番組でその名を聞くようになった「マダニ」、かぶれることで有名な「ウルシ」…など知っておきたい山の豆知識を紹介します。山は知れば知るほど、もっと楽しめるようになると思います。
マダニ、ムカデ、スズメバチ
最近何かと耳にする「マダニ」。
咬まれているのに気付いても、無理に引き抜いたり、つぶしたりするのはNGなんです。皮膚内にマダニが残ったり、病原体がいる液体が移ったりするからです。出来るだけ病院で処置してもらいましょう。
特に山でやりがちなことは、直接寝転んだり長時間地べたに座ることです。マダニやほかにも注意したいムカデにも遭遇するリスクを高めるのでやめましょう。
また、スズメバチに遭ってしまったら、手で払ってはいけません。攻撃されたと思って刺されますので、スズメバチがいたらなるべく体を低くして、いなくなるまで急に動かないと覚えておきましょう。
黒くて動くものを狙うので、白っぽい帽子を着用する方が狙われにくいと言えます。また、シャンプーや香水など甘いニオイにも誘われるので女子は気を付けたいですね。
ウルシ
ヤマウルシ、ツタウルシ、ハゼノキ、ヤマハゼなどのウルシ類は一見他の葉と見分けるのは難しいので、肌の露出をしないのが一番です。
小さな葉が集まって1枚の葉に見える形の葉のことを羽状複葉と言いますが、これを見かけたらウルシかもしれないと注意しましょう。
皮膚にふれてしまうと、人によって程度の差はありますがアレルギー反応でかぶれます。掻いてしまったり、触れたところで体の他の部分を触ることでかぶれが広がるので、注意して10分以内に応急処置をしましょう。
あれば石鹸を使って、お湯や水でよく洗い流し、氷や濡れタオルといったもので患部を冷やしましょう。
カエンタケ
毒キノコは食べなければ安全だと思っていませんか?
じつは、触れるだけで皮膚炎が起こるキノコがあります。どこの山にもあるわけではありませんが、猛毒性の「カエンタケ」が一部の地域で見つかっています。
初夏から秋にかけ、ミズナラやコナラの立ち枯れ木の根元や、埋もれた倒木などからニョキッっと手の指がでているように棒状のキノコが生えています。
最大の特徴はその色で、鮮やかなオレンジ〜赤色といったまさに「火炎」のようです。
触ってしまった時の応急処置
カエンタケの毒はとても強いので、触っただけで皮膚がかぶれます。
もし、誤って触ってしまった場合には、すぐに石鹸で洗い流すか、水で十分に洗い流し、応急処置後すぐに下山して病院を受診しましょう。同行者がいれば、キノコの写真を撮っておいてもらうと良いでしょう。
特に注意したいのは、お子さんです。とても目を引く鮮やかな赤色なので、つい触りたくなってしまうかもしれません。お子さんと登山しているときには注意を促す必要があります。
山ガールファッションの機能性
山ガールは、その機能性にも注目してファッションを楽しんでいきたいものです。
山ファッションは長袖シャツや長ズボンが基本というのはご存知でしょうが、すり傷や虫さされの予防になるのです。
厚手の靴下や手袋、スパッツ、虫除けスプレーといったものも虫さされや気付かないうちに虫に侵入されるのを防ぐといった機能もあるので、取り入れてみるのもいいでしょう。
表面がツルツルした化繊で出来た山用品は、撥水性や汗が乾きやすいといった性能だけでなく、虫が付着するのを避けるといった意味でも活躍します。
アウトドアの専門用品店で扱うものは高価なものも多いので、上手にファストファッションのお店を利用するのも手です。
山は自然と一体になれるので、心と体のメンテナンスにもってこいです。
山で触っちゃいけない生き物や植物など、そしてもし触ってしまったときの対処法を知り、せっかく女子なのでファッションも楽しみながら山を楽しみたいものですね!