短期で痩せる!糖質制限ダイエットの落とし穴・・・糖質制限のリスクとは?
短期間ですぐに痩せられると話題の糖質制限ダイエット。炭水化物は太るという理由から極端に糖質を抜いてしまおうと考えられているところもありますが、実はこの糖質制限は命を落としてしまうほどの危険が潜んでいるということをご存知でしたか?今回は、糖質制限のリスクについてまとめました。安易な糖質制限は禁物です。
糖質を制限することによってスリムな体を手に入れよう
今、女性の中で、炭水化物抜きダイエット、糖質制限ダイエット、あるいはケトン体ダイエットなどで話題となっている糖質を抜くダイエット。
これは、もともと心臓などに負担をかけずに、短期間ですぐにやせなければならない人を対象にして考えられたダイエットですが、それが健康な人にもすぐに痩せられると話題になりました。
しかしながら極端な糖質制限をすると、最悪では死亡してしまうほどの危険があるのです。
糖質を制限するダイエット
炭水化物は太るというイメージがあります。
実際に、炭水化物は消化していくうちにブドウ糖に変化していきます。このブドウ糖が脳のエネルギーとして燃焼されます。
しかしながら、この糖分が消化しきれないことで脂肪となって蓄積されてしまうという理由から、炭水化物を摂らないで体に残っている脂肪を糖として消費させようという考えのもとで、体重を減らすのが糖質制限ダイエットです。
なぜ糖質制限ダイエットが人気なの?
糖質を制限するということですから、炭水化物を出来る限り食べなければ良いという簡単さ、そしてすぐに体重が減ってくるという結果が出てくるというところから、すぐに実践してみたいと考える人が多いようです。
糖質制限の中に潜む危険・・・・
手軽ですぐに結果が出るというところから、簡単に糖質制限をする人が多いです。
しかしながら、この糖質を制限することによって、体に悪影響を及ぼしてしまっていることがあるのです。
そこで、次に糖質制限のリスクについて調べてきましょう。
糖質制限をすることで、めまい・吐き気などが出る
もともと糖は脳のエネルギーとなっています。つまり、糖がない状態では脳が動かなくなってしまうので、人間の体は糖の代わりになるものを生成します。それがケトン体というものです。
ケトン体は体の脂肪から生成され糖の代わりになるのですが、このケトン体が体中に存在すると体の中が酸性となります。
体液が酸性になっていくと、嘔吐やめまい、最悪の場合、こん睡状態に陥ってしまうのです。
がんや心臓血管死などのリスクが高まる
海外の医学論文では、糖質制限をしながら、炭水化物の代わりにタンパク質を多くとるようになると、がんや心臓の血管による疾患で死亡する確率が10%以上も高まるというデータが発表されています。
当然のことながら、タンパク質や脂質を炭水化物の代わりに多く摂れば、その分血液がドロドロとしてしまうことは考えられることですね。だからこそ、血管が詰まりやすくなることは考えられるのではないでしょうか。
ケトン体が増えることで体臭がきつくなる
体内にケトン体が多く出てくると、ケトン臭という体臭が出てきます。
酸っぱいような、あまり良い匂いではないケトン臭は、糖質制限ダイエットではデメリットとして言われています。
イライラとして、ストレスが溜まりやすくなる
当然のことながら、脳の純粋なエネルギーがなくなるわけですから、ストレスが溜まりやすくなります。
そのため常に情緒が不安定になってしまったり、ダイエットが出来たとしてもリバウンドしやすくなってしまうのです。
糖質制限はほどほどに・・・
糖質制限をすることは、決してダメなことではありません。実際に血糖値を緩やかに上げるようにすれば、それだけ過剰な炭水化物を摂取しなくても満足できるのです。
糖は、食事に対して満足感を得るため欠かさずに、糖質をまったく摂らないというよりは、いつもより少しだけ減らすということと、運動を欠かせないようにすることでリバウンドもないダイエットとなるでしょう。