「ナマ」より断然「焼き」!焼きフルーツダイエットとは?
最近美容と健康に敏感な女性に話題なのが、フルーツを食べて痩せる・・・というもの。フルーツといってもただのフルーツではありません。焼いたフルーツが便秘解消などに効果があるそうです。では、焼きフルーツダイエットとはいったいどんなダイエット法なのでしょうか?
こんなに美味しくてやせる?焼きフルーツダイエットとは?
ダイエットといえばいろいろありますが、中でも、私たち女性が魅力的に感じるダイエット法のひとつに、最近話題になっている「焼きフルーツダイエット」があります。
大雑把に言うと、このダイエット法は焼いたフルーツを食べるだけで効果があるというものなのですが、なぜ効果があるのでしょうか? その辺りを調べてみました。
フルーツを焼くだけで栄養価があがるのはどうして?
そのまま食べるだけでもヘルシーで美味しいフルーツ。それを焼くことによって、いろいろな効果があり栄養価が高くなるといわれています。
この焼きフルーツダイエットのメリットは、皮ごと焼くことによってまるまる食べる事ができ、捨てるはずの栄養も丸ごと摂れると言うメリットがあります。
たとえば、ポリフェノールやフラボノイド。これらの「健康にいい」成分は皮の部分に多く含まれるといいますが、いかんせん食べにくい! という欠点があります。
しかも、そのままでは消化に悪く、十分に有効成分を摂取できません。それが、焼くことにより食べやすくなり有効成分をしっかりと摂りいれることができます。
また、南国が原産地のフルーツは身体を冷やすと言われていますが、焼くことによって和らげる事ができるといわれています。
さらに、ギュッと甘みも凝縮されてスイーツ代わりになるくらい甘くなり、さらに果物に含まれているクエン酸が壊されて酸味が少なくなるそうなんです。これはうれしいですね。
実は、わが国では昔からフルーツを焼いて食べる慣習がありました。例えば、みかんやダイダイなど。
風邪のひき始めにみかんを焼いて食べるといいと、おばあちゃんから聞いたことはありませんか? 昔の人は経験から知っていたのかもしれません。
丸ごと食べるときに気をつけたいこととは?
丸ごと食べるに時に心配な事がいくつかあります。
例えば農薬とみかんなどの柑橘で使われるワックスなど心配ですよね・・・そんな時は50度のお湯に1分程度漬けて(そのときの湯温が42~3℃にならないように注意)、その後網に引き上げてしばらくすると乾いてくるので、ぺーパータオルなどでよく拭きます。
50度程度のお湯に漬ける理由は、野菜やフルーツなどの細胞を活性化して、瑞々しさを取り戻す作用があるからです。
焼きフルーツダイエットにおススメなフルーツ
一番お手軽に試す事ができそうなのが、冬の果物の定番みかん。
みかんの成分で一番に頭に浮かぶのはビタミンCですが、ビタミンCは熱に弱いことでも知られています。しかしみかんは表皮に覆われているので、果肉の方のビタミンCは守られて失われる事はありません。
また、風邪予防の観点からだけでなく、あの「アンチエイジング」のカリスマ(?)南雲吉則センセイも推奨しているのが、焼きフルーツの中でも「焼きみかん」。
中でもみかんの皮の白い筋は、「アルベド」といい果実の4倍の食物繊維が含まれていて便秘解消にいいそうです。
それに加えて高血圧に効果があるビタミンPも含まれていて、丸ごと焼いて食べる事は思った以上にいろいろお得なことがありそうですね。
他にもこんな効能が・・・
焼きみかんの皮に含まれる成分ナリンギンにも注目したいところです。
このナリンギンには腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促す働きがあり、消化吸収を助け、中枢神経を落ち着かせて眠りの質を上げる働きがあるのです。
いろいろな効果がある焼きフルーツ・・・まずは手軽なみかんからはじめてみませんか?