年齢だけじゃない肌老化の対策について考えてみましょう。
加齢とともにお肌は老化していきますが、それだけではありません。紫外線、肌の乾燥、細胞の酸化などなど、様々な外的要因でも老化します。そんな肌老化の対策はあるのでしょうか?紫外線、乾燥、酸化などの面から見ていきましょう。
肌老化の対策を原因から探ってみよう
年齢とともに肌は老化していきますよね。さらに外的要因があります。それは、紫外線の影響、皮膚の乾燥、細胞の酸化などです。
それらの原因から、どう対策したらいいでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
紫外線に対する対策
私たちは、生まれてからずっと紫外線にさらされています。紫外線が肌にあまりよくないことは、よく知られていますよね。
紫外線には、2種類の機能があります。肌をじわじわと黒くするUV-Aと、肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させ急激に黒くするUV-Bとがあります。
UV-Aは肌の真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチンを壊してしまうため、弾力性がなくなりしわが増える原因になります。つまり、紫外線は肌老化を進めてしまうのです。
外出をするなというのは無理な話です。まず、肌の露出を控えましょう。帽子、サングラス、日傘、UV対策用の長い手袋をうまく活用しましょう。特に日傘や帽子は黒を選ぶと、紫外線を吸収するのでいいのです。
日焼け止めクリームやUV化粧品の使用もおすすめします。そして、ビタミンCを多く含む食品を摂取しましょう。ビタミンCは、メラニン色素を輩出してくれます。
きちんとした紫外線対策で、日焼けを防ぎましょう。
皮膚の乾燥に対する対策
20代くらいから肌が乾燥しやすくなってきます。天然保湿成分が減っていくためです。
化粧のノリが悪くなって、くすみやかさつきが目立ってきます。やがて老化が進行してしまいます。そんなことになる前にケアをしてあげましょう。保湿ケアは水分と油分のバランスを整えることが大事です。
目のまわりや口まわりは皮膚が薄いので乾燥しやすいです。保湿クリームを塗るとよいでしょう。顔全体のパックもおすすめです。特に保湿パックは潤いを補ってくれるので最適です。
洗顔で汚れや毛穴のつまりをとることも大事ですが、強くこすらないように気をつけましょう。また、入浴は血行促進のためにも効果的です。ストレス解消にもなり、肌老化も進みにくくなるでしょう。
水分と油分のバランスを整え、老化を遅らせるよう頑張りましょう。
細胞の酸化にたいする対策
金属や食べ物などは酸化します。同様に私たちの体も酸化します。
物は、長時間空気にさらされるとダメージを受けます。人間の体に取り込んだ酸素の一部が変化して活性酸素ができます。これが脂肪と結びつき、細胞を酸化させるのです。
皮膚が酸化すると、真皮にあるコラーゲンがダメージを受けて硬くなります。皮膚の弾力性がなくなるのです。原因は、紫外線、喫煙、ストレス、飲酒、食品添加物などです。これらが活性酸素を作り出します。
それぞれについての対策もありますが、トータルでみて、抗酸化を普段からこころがけましょう。
生活習慣病の予防にもなりますよ。抗酸化に効果のある主な栄養素は、ビタミンC(ピーマン、ブロッコリー、柑橘類、ほうれん草、じゃが芋など)、ビタミンE(ナッツ類、かぼちゃ、うなぎ、アボカドなど)、亜鉛(牡蠣、牛肉、卵、レバーなど)などです。それらを多く含む食品をうまく料理して、肌老化を予防しましょう。
最後に
肌が老化しないための対策をみてきました。紫外線、乾燥、酸化などから肌老化を防ぐために、今から対策をとっておけば、数年後も弾力性のあるきれいなお肌でいられるでしょう。