心配事で毎日眠れないのは不安障害なの?それとも睡眠障害?
心配事で毎日眠れないと、心や身体の健康に大きな害を及ぼします。短期間の不眠であればよいのですが、二週間以上続く場合には、心療内科や精神科を受診して治療を受けましょう。慢性化して放置しておくと、幸せな人生を歩むことができません。病院の睡眠外来を受診すると原因を特定し、症状を改善していくことができます。
心配事で毎日眠れないときはどうしたらいいの?
人生にはいろいろあります
人生の中では、楽しいことだけではなく、辛いことや不安に思うこと、悲しみや怒りなど様々な思いをすることがあります。心配事でなかなか眠れないことももちろんあって当然です。
しかし毎日よく眠れない状態が続くと、心や身体にも悪影響がでてきます。
あなたの心配ごとは何ですか?
不安を感じて眠れない原因は、いろいろあることでしょう。友人関係のことや、恋人のこと、会社での人間関係、仕事の悩みなどさまざまなものがあります。
しかし、ずっと不安を感じ悩み続けていると、前へ進むことはできません。親しい方に悩みを相談したり、思い切って心理カウンセラーに悩みを打ち明けることも解決策の一つかもしれません。
心や身体に及ぼす影響について
通常の生活が送れなくなってしまいます
心配事で毎日眠れないと、心の健康や身体の健康がどんどん蝕まれて行きます。長期間の睡眠不足状態が続くことによって、不安障害になってしまったり、統合失調症、鬱病になってしまうこともあります。
また日常生活では、仕事や勉強にも支障が出てきてしまったり、やる気なども失われてしまうため、人間関係にも悪影響が出てきます。
眠れないこと自体がストレスになってしまうことも
心配事で毎日眠れない状態が続くと、眠れないこと自体が余計にストレスとなってしまって不眠になってしまうこともあります。
不安感を抱いている問題が解決することが一番の解決策になりますが、なかなかそううまくいかないのが人生でもあります。
不眠症になってしまう傾向がある人は、真面目な努力家タイプの人が多いのが特徴です。また事故や離婚、家族からの独立など人生の中で大きな転機があった場合においても、不安感を抱きやすいものです。
二週間以上続く不眠は、早めに精神科や心療内科を受診する必要があるでしょう。
病院の力を借りましょう
1人の力では解決できません
不眠症を治すには、まず専門の病院を受診しましょう。そのうち自然に治ると思って放置しておくと、自律神経も乱れていき、健康な日常生活をおくることができなくなってしまいます。
病院では不眠の原因を細かく調べてくれ、不眠治療を受けることができます。
どんな治療方法があるの?
治療方法にはいろいろなものがあり、個人の状態に合わせて医師が判断していきます。睡眠薬が処方される場合もあれば、高照度光療法や認知行動療法がおこなわれることもあります。
高照度光療法は、不眠症の原因でもある体内時計を正常な状態に戻すための治療を行います。2500ルクス以上ある強い光を当て、体内時計を整える方法です。
昼夜逆転の生活をしている方や生活リズムが乱れている方には、効果のある治療方法です。
認知行動療法とは、これまでの生活習慣や個人の物の考え方などを詳しく調査し、生活習慣を正していくことで、眠れる方法を探していくというものです。
認知行動療法は、睡眠薬などの薬に頼らず、自分で解決策を探していく方法であるため、今後不眠状態があった場合に、自分で乗り越えてゆく力を身につけることができます。
不安を感じたら割り切ることも大切
不安という感情は誰もが持っているものです。几帳面な人ほど、物事を深刻にまたマイナス方向へ考えがちです。
毎日寝る前には、今日あった嫌なことや悩みなどをできるだけ忘れるようにしましょう。毎日、寝る前には気持ちをリセットし続けることが、大切です。
よい睡眠を得るためには、就寝前にはぬるめのお風呂に入り、リラックスしましょう。