記憶力アップの方法として知っておきたいポイント7つ
記憶力アップの方法として様々な方法があります。最近では感情と結びつけることでより多くのことが覚えられると言われています。また、感情だけでなく、聴覚、視覚を使ったり、さらに対処物の味覚や触覚をイメージするなど五感を使って覚える方法が有効であることがわかってきました。
記憶力アップの方法
記憶力は多くの人が求める能力の一つです。
稀に天才的な記憶力が生まれつき備わっている人もいますが、多くの一般人は記憶力は徐々に鍛えられたり、記憶のクセを知って利用して向上させます。
今回は一、般人でも記憶力が短期間で飛躍的に向上する方法や、そのポイントを紹介します。
【1】記憶には限界がない
よく「たくさんのものを記憶しようとしても、記憶の容量は決まっている」という人がいます。
しかし、これは間違いです。人の脳は一度見たもの、知ったものを全て記憶しています。
記憶力を向上させたいのなら、まずは記憶力には限りがなく、脳のスペースは十分に余っていることを知っておきましょう。
【2】記憶までの道順に目印をつける
とはいえ、一度見たものを覚えていない、という人も多いでしょう。
それは、脳のどこにしまったかわからなくなっている状態です。記憶自体は存在しているけれど、その記憶にアクセスする道順がわからなくなっているのです。
このような感覚は、友人に見知らぬ場所のお店に連れて行ってもらうような感覚と似ています。
あなたが何も考えず、ただ付いて行ってお店に行った場合、次に一人で辿りつくことは、偶然通りがかることがあっても、行きたいときにそのお店に行くことはまず不可能でしょう。
しかし、もしも自力でそのお店に行きたいと思っている場合には、そのお店に辿り着くまでの道順の目印をたくさんつけて、一人でも迷わないようにしようと考えるでしょう。
記憶も同じです。漠然と覚えたいものを見るのではなく、覚えるたい対象について目印をつけるのです。
【3】他の人に説明する意識を持つ
もう一度、自力でその場所に行きたいという姿勢は「誰かに教えてあげよう」と思って何かを読んだり、聞いたりする気持ちと似ています。第三者に伝えるためには、まず自分がそのことについて知らなければならないからです。
このような覚え方は、数学などの解き方や体系だった手順を覚える方法として、非常に有効な覚え方です。
【4】覚えたいものと感覚を結びつける
このときに利用するのが私たちに備わっている感覚や感情、観念です。英単語一つ覚えるときにも、その英単語をただ見るではなく、その形、音、さらに感情や味覚、触覚と結びつけます。
あるいは、他のよく見知ったものと結びつけることも有効です。
例えば、覚えることが5こあるときに、好きなアイドルグループのメンバーがそれぞれ、その単語を手にしているところをイメージします。そうすると、ただ単語を覚えるよりもより早く覚えることができるようになります。
【5】深い情動は深い記憶になる
人の記憶はとくに強い感情、情動を伴う場合に深く記憶されることがわかっています。
そのため、ものを覚えるときにはとても楽しいことを思い出したり、あるいは悔しいことを思い出したりしながら行うと効果的です。
しかし、不快な感情と一緒に覚えたものは、覚えた対象にも不快な感情を抱く場合があります。
それはちょうど、よくない情報を教えてくれた人がいた場合、その情報だけでなく、教えてくれた人にまで不快感を覚えることと同じです。
【6】単調な動作は記憶に適している
また、多くの感覚を使う以外に、実際に体を動かしながら覚えるという方法も有効です。
長い文章や単調なものを覚えたいときには、歩く・ゴマをする・決まった順番で体を叩くなど、繰り返しや連続の動作を行いながら覚えると効果的です。
【7】多種類の記憶法を用いる
最近では、人の記憶タイプについての分類が進んでおり、その人の特徴にあった方法で覚えることが大切であると言われています。
確かにその通りですが、現代では覚えることがあまりにも多いため、一つの方法では限界があるようです。そのため、あらゆる方法を用いて記憶する術を身につけましょう。
また、記憶力は鍛えれば鍛えるほどより多くのものをより早く覚えて、好きなときに取り出せるようになることをも知っておきましょう。