数ヶ月、数年…あまりにもダイエット停滞期が長い4つの原因と対処法
ダイエットに停滞期はつきものです。しかし、あまりにもダイエット停滞期が長い場合はダイエット自体を見直したほうが良いでしょう。数ヶ月、数年に及ぶあまりに長いダイエット停滞期の4つの原因とその対処方法をお伝えします。
辛いダイエットの停滞期
ダイエットの原則として、総摂取カロリーより総消費カロリーが上回れば体重は減ります。
ところが、ダイエットでは体重が一度に減ったり、変化が止まったり、階段状に減量していくことが多いようです。ダイエット中に一時的に体重減少が止まることを停滞期といいます。
ところで、このダイエット停滞期が長い…。数ヶ月にも数年にも及び、ダイエットを諦めてしまう、そんなことはありませんか。
停滞期があまりに長すぎる場合は、ダイエット自体を見直したほうが良い場合があります。
理由1・実はダイエットできていない
ダイエットできているつもりが、実は全然ダイエットできていないという可能性があります。特に、短期集中ダイエットと小さなリバウンドを繰り返して体重維持をしている人に多い現象です。
集中ダイエットをすると最初の数日はおもしろいように、それこそ1日1kgペースで体重が落ちますが、すぐに止まってしまいます。そこでダイエットを諦めてしまうというのがこの場合の特徴です。
集中ダイエットで最初の期間、異常に体重が減るのは実はほとんどは水分の減少に過ぎません。本当はまだ効果が出ていないのに、見かけ上の体重が減り、止まってしまうのを停滞期と勘違いしてしまうのです。
理由2・実はダイエットできている
理由1とは逆の現象です。特に女性の場合、月経周期でむくみが出たり、水分が減少したりします。
本当はダイエットの効果が出ているのに、生理前や生理中のむくむ時期とぶつかって見かけ上の体重が停滞してしまい、そこでダイエットを諦めてしまうケースです。
原因1と2の対処法
原因1と2は、水分による体重の増減を、ダイエットの効果と見誤って途中でダイエットを諦めてしまうことこそが原因です。
特に女性の身体はむくみで2kgや3kg簡単に増減するものです。生理周期との兼ね合いもあります。体重計の数値に振り回されず、体重減少を焦らないようにしましょう。
ゆったりとした気持ちで、もう少し長い目でダイエットをしてください。
理由3・体重減少による基礎代謝の低下
頑張って結果を出した人に訪れる、長すぎる停滞期もあります。
身長160cmの30代の女性の場合、体重60kgの方は基礎代謝はおよそ1300kcal程度です。しかし、体重50kgになるとなんと1230kcalまで減ってしまうのです。
基礎代謝は筋肉を維持すれば減らないと勘違いしている人も多いのですが、アスリート並の筋量ではない限り、基本的に体重が減ればそれだけ基礎代謝も減ります。
理由4・年齢による基礎代謝の低下
同じ身長160cm、体重50kgの女性でも、20歳の基礎代謝量はおよそ1275kcal、40歳の基礎代謝量は1168kcalと1日あたり100kcal近くの差が出てしまいます。
万年ダイエッターの方は気をつけましょう。若い頃と同じダイエット方法のままでは痩せません。
原因3と4の対処法
消費カロリーの70%以上は基礎代謝によるものです。基礎代謝の減少に気がつかないまま同じダイエットを続けているとやがて体重減少は止まってしまいます。
基礎代謝量は筋肉を増やすことで多少は上げることはできますが、ほとんどは体重の減少や年齢により下がってしまうものです。
体重減少によりそれ以上痩せなくなってしまった場合は、「健康的な目標体重に到達した」と考え体重維持を目指すようにするか、あるいはさらに摂取カロリーを減らすかのどちらかです。
基礎代謝は年齢とともに減少します。原因1と2の対処法で短期集中ダイエットや焦りすぎはよくないと言いましたが、万年ダイエットやのんびりしすぎでは、効果は出にくくなります。