色素沈着の原因は紫外線だけではありません!美肌を保つ方法とは?
色素沈着の原因は紫外線以外にもありました。タオルで強く肌をこすったり、ホルモンバランスの乱れや刺激などで起こる場合もあります。予防対策としては、紫外線対策をしたり、ストレスをためないようにすること、肌に合わない化粧品を使わないなどの方法があります。
色素沈着の原因は紫外線以外にもありました
色素沈着の原因とは?
色素沈着の原因として一番に思いつくのが、紫外線ではないでしょうか。
確かに紫外線の害については、日頃から雑誌やテレビなどの情報番組で何度も取り上げられているため、多くの方々が常識として認識されていることでしょう。
しかし、色素沈着の原因は、実は紫外線だけではなかったのです。日頃何気なく行っていることが、シミを大量に作ってしまう原因となっていることもあります。
洗顔の仕方が原因かもしれません
毎日の習慣として、洗顔は欠かせません。
たっぷりと洗顔料を泡立てて、汚れをよく落とそうとして顔をゴシゴシと洗ったり、タオルでゴシゴシと強く拭いてはいませんか? 実は、これらの行為は色素沈着の原因となっています。
肌を強く擦ったり、刺激を与え過ぎてしまうと、肌にはダメージが与えられてしまいます。肌を刺激から守ろうとして、メラニン色素を生成し、肌を強くしようとして色素沈着が起こってしまうのです。
そこで、洗顔時に思わず力が入ってしまうという方は、できるだけやさしく肌を洗い、タオルで水気を拭き取りましょう。
洗顔をする時は、手に力を入れず、泡を皮膚の表面にのせる感じで洗いましょう。水気の拭き取り方は、タオルで肌の表面をやさしく押さえるようにして行います。
洗顔は毎日行う習慣です。どう行うかによってシミができるかできないかが決まります!
ホルモンのバランスにも注意
妊娠中は色素沈着が起こりやすい!
妊娠中や更年期の時期は、ホルモンのバランスが崩れるときでもあるため、色素沈着が起こりやすい時期でもあります。いつもよりもUVケア対策をしっかりと行ったり、肌をあまり刺激しないようにしましょう。
また肌が乾燥しやすくなるため、保湿もしっかり行いましょう。
妊娠中や出産後には、頬骨のあたりに肝斑と呼ばれるシミができることもあります。ホルモンのバランスが崩れることによって一時的にシミができてしまいます。
出産後半年ぐらいで自然に消えることもあれば、人によっては残ってしまうこともあります。
日焼けによるシミとは違い、肝斑のシミはビタミンCや美白クリームで、シミを少しずつ薄くしていくことができます。皮膚科でも肝斑の治療を行っているので、出産後時間が経つのになかなかシミが消えない場合には、医師に相談するとよいでしょう。
治療方法は、ビタミン剤を内服したり、ビタミンCのローションを患部に塗ります。治療には時間がかかりますが、毎日しっかりケアすることで、少しずつ効果が現れてきます。
色素沈着してしまった肌は元に戻らないの?
炎症や刺激による色素沈着は自然に治ることも
火傷や虫さされなどによる炎症で出来てしまった色素沈着や、顔をゴシゴシ洗ったり、身体をナイロンタオルで強く擦った刺激による色素沈着は、健康な方の場合、自然に治っていきます。肌に色素沈着を起こさないためには、できるだけやさしくケアすることが大切です。
加齢や紫外線によって出来てしまった色素沈着は、メラニン色素によるものであるため、なかなか消すことができません。
最近の皮膚科では、シミを消すための様々な治療方法があります。シミの部分にレーザーを当て、メラニン色素に照射しシミを焼き切るレーザー治療から、IPLという光を当ててメラニンにダメージを与え、コラーゲンの生成を促す光治療などがあります。
このような最新医療を利用すれば、シミは消すことができるのです。
予防が一番大切です
顔や身体などに色素沈着によるシミを作らせないためには、予防することが一番です。皮膚を擦ったり刺激したりしないことや、日常生活では家の中にいる時でもUVケアをしっかりと行うことです。
こうした毎日の小さな努力の積み重ねが大切なのです。