酒むくみを解消して、飲んだ翌朝もスッキリ顔にする方法
お酒を飲んだ翌朝も、パンパンにむくんだ顔や、どんよりとした二日酔いの顔ではなく、スッキリとしていたいものですね。お酒を飲むと、なぜ翌朝顔がむくんでしまうのでしょうか?酒むくみを解消するにはどうしたらいいのでしょうか?また、酒むくみを予防する方法はあるのでしょうか?
酒むくみはどうして起きるの?
アルコールの利尿作用が、その理由
お酒を飲んだ翌朝、鏡を見るとパンパンに顔がむくんでいた、という経験はありませんか? その原因は、アルコールの利尿作用によるところが大きいと言われています。
お酒を飲むと、トイレに何度も行きたくなるものですね。これは、アルコールの利尿作用によって、体内の水分を外に出そうとするからで、急に水分を失った体は、脱水症状にならないために今度は水分を補おうとします。
このときに、お酒に酔っていることで脳の機能も鈍くなっているために、必要以上に体に水分をため込んでしまいます。
体内の水分は、重力に従って移動しますから、水分をため込んだ状態で横になって寝ると、顔にまで水分が移動してくることになり、顔のむくみにつながるというわけです。
お酒のおつまみも原因の一つ
さらに、お酒に合うおつまみには味付けの濃いものが多いというのも、お酒を飲んだ翌朝に顔がむくむ原因の一つです。
塩分をたくさん摂取すると、体は血中の塩分濃度を下げようとして、体内に水分をため込もうとし、それがむくみにつながるのです。
では、酒むくみを解消するには、どうすればいいのでしょうか?
首から顔のマッサージをしよう
朝、顔がむくむのは、横になって寝ることで水分が重力に従って顔に移動してきたことが原因ですから、起き上がって活動を始めると、水分はだんだん体の下の方に下がっていきます。
しかし、それを待つにはある程度の時間が必要ですから、できるだけ早くむくみを解消するためには、リンパの流れを良くすることが大切です。
まずは、2回から3回、首を大きく回してほぐしたら、次は左右の鎖骨の上のくぼみを3本から4本の指を使って、20回ほど押しましょう。このようにして、水分が流れやすい状態を作ったら、今度は顔のマッサージをしましょう。
指を3本そろえて口角の辺りに置き、鼻の横を通って目の下まで持ち上げるように動かし、目の下、耳の前、耳の下、首と通って、鎖骨まで指を滑らせるように移動させましょう。
目が腫れぼったくむくんでしまったときは、指2本を目尻において、軽く押すようにしながら目の下を目頭まで通り、次は目頭から眉の骨の下を通って耳の前、耳の下、首、鎖骨と移動させます。
顔のマッサージが終わったら、もう一度鎖骨のくぼみを押して、リンパの流れを促しましょう。
もっとスッキリしたいというときには、肩から肩甲骨にかけてほぐすようにゆっくりと回したり、頭皮のマッサージをするのも効果的です。
酒むくみを予防する方法はある?
では、朝むくんだ顔にならないように予防する方法はあるのでしょうか。
お酒を飲んだ日は、寝る前にミネラルを含んだ水を飲んで、ある程度酔いを醒ましてから寝るようにしたり、そもそもお酒を飲みすぎないようにすると、翌朝の酒むくみの予防になります。
また、むくみはお酒に含まれるアルコールだけでなく、塩分の摂り過ぎで体内に水分をためこむようにしてしまったことも原因になっていますから、塩分をあまり摂らないように気を付けることも大切です。
余分な塩分を体の外に出してくれる働きのあるカリウムを含む食品を摂ることも、むくみの予防につながります。カリウムは、リンゴやバナナなどに多く含まれますから、積極的に摂るようにするといいでしょう。