現代人の服装は体を締め付けている
身体は締め付けない方が健康的に毎日を過ごすことができます。それは、常に体を締め付けているといつも緊張した状態になり、体にはさまざまな悪影響が出てしまうためです。ここでは体を締め付けないメリットや着方のポイントを解説します。
現代人の服装は体を締め付けている
仕事ではスーツを着用し、プライベートでは体にフィットする衣服を着ている人が多い現代。よりきちんとした格好でいようとするほど、ゆったりとした服装は避けられてしまいます。
体にフィットしていても窮屈さを感じない衣服であれば締め付けはほとんどありませんが、体にあわないけれどきれいに見せるために無理して着ると、体を窮屈にさせ締め付けてしまいます。
身体は締め付けない方がいい?
窮屈な衣服を着ていると筋肉や血液の流れ、リンパの流れなどに影響を及ぼす可能性があります。
まず窮屈なことで動きが制限されるため、筋肉をのびのびと動かせない状態に。すると動きが悪くなった部分には血液が流れにくくなり必要な酸素や栄養素がめぐりにくくなります。また、老廃物を流すリンパのめぐりも悪くなるために、体は不調が積み重なってしまうのです。
そして体調が悪くなると精神面にも影響が出て、緊張したり疲れやすくなったり心に余裕が持てなくなります。心と体は影響し合っているため、心身の健康を考えるなら、身体は締め付けない方が良いと言えるのです。
締め付けないメリット
窮屈さを感じない体は余分な緊張やストレスを感じないため、のびのびと動かすことができます。
筋肉はしなやかに動き、可動範囲を広げていくことも可能に。筋肉の動きが良いと血流やリンパの流れも良くなり、体は元気になるでしょう。
快適に全身を使えると心にも余裕が生まれるため、前向きな思考になり、積極的な行動が期待できるようになります。
その結果、仕事が前より楽しくなったり運動不足が解消できたり、ダイエットも成果が期待できるなどあらゆるメリットがあるのです。
上手な着方のポイント
下着、靴下
肌に直接つける衣服なので、特に締め付けは気を付けたいもの。例えばゴムが細いときつくなりやすいので、やや太めで体の周りに気持ちよくフィットする程度ものにするように、着心地の良さで選びましょう。
女性のブラジャーはサイズが合わないと体へのストレスの他体型を崩す心配もあるため、お店できちんとはかってもらって体に合った下着を着る必要があります。
シャツ、スーツ
ワイシャツやスーツを着る必要がある場合、ゆとりのあるサイズを選ぶわけにもいきません。そのため、専門店などでどのサイズが自分の体に合うかどうかを見てもらって購入しましょう。
それまで使っていたスーツと同じサイズを購入する場合も、試着は必ず行って腕や肩が動かしやすいか、窮屈さを感じないかチェックしておくと安心です。動きやすさを重視するなら、ストレッチ素材のものが適しています。
スカート、ズボン
タイトなスカートやズボンをはく時は、下半身を締め付け過ぎないものにしましょう。
スキニーのように足をきつく締める恐れのある服を毎日着続けると、筋肉の衰えなどの障害が出る場合もあります。素材が動きを制限する可能性もあるため、きちんと動けるかどうかの確認をしてから着た方が安心です。
靴
仕事柄、靴を一日中はく方も少なくありません。また、それほど長い時間でなくても、歩いたり走ったりする時に違和感を感じるとそれがストレスになってしまいます。
靴も締め付けすぎずゆるすぎない、足のサイズに合ったものをはきましょう。靴の場合、ゆったりしていればいいというわけではなく、ゆとりがありすぎると指先に余分な力が入って巻き爪になることがあるので、注意が必要です。