主に乾燥の時期になりやすい赤ら顔の予防方法は?
皮脂が多くて起きる赤ら顔、乾燥からくる赤ら顔、ニキビやのニキビの跡からくる赤ら顔、遺伝的な赤ら顔などタイプは様々あり、原因も様々あるでしょう。そんな赤ら顔の予防方法はどんなものがあるでしょうか?詳しく見ていきましょう。
赤ら顔の予防のために知っておきたいタイプと原因
赤ら顔には、いくつかのタイプがあります。その特徴と原因についてお話ししましょう。もしかしたら、あなたにあてはまるものがあるかもしれませんね。
脂漏性による皮膚炎からくるタイプ
皮脂が多く出ることで肌が炎症を起こし、毛穴が赤くなるのが脂漏性皮膚炎の赤ら顔です。皮脂が多いのが特徴で、特に鼻のまわりから赤くなっていきます。かゆみやべたつきがあります。
生まれつきの肌質もありますが、脂っこいもの、甘いものの食べ過ぎも原因になります。
肌荒れからくるタイプ
乾燥か肌がつっぱったり、皮がむけたりかぶれたりして、炎症を起こして赤ら顔になるタイプです。
肌が乾燥して敏感になっている場合が多く、カサつきやかゆみを伴います。いつもの化粧品が合わなくなることもあります。
過度な乾燥が原因のことがほとんどです。
ニキビやニキビ跡からくるタイプ
ニキビがつぶれて炎症をおこすと、赤くみえてきます。ニキビ跡の炎症が長く続くと、肌に色素沈着が起こり赤ら顔になるのです。これがニキビやその跡のタイプの赤ら顔です。
遺伝からくるタイプ
子どものころから、肌がリンゴのような赤みを帯びている人がいます。これはほとんどが遺伝のようです。
生まれつき色白で、赤いからといってかゆみがあるわけではありません。大人になってから治る人もいます。
赤ら顔の予防はどうしたらいいのでしょうか?
赤ら顔、防げるものなら防ぎたいですよね。予防法を色々な面からみていきましょう。
どのタイプがどんな予防法をすればよいかも、併せてご紹介します。
皮膚にダメージを与えない
赤ら顔にならないためには、肌にダメージを与えないよう注意することが大切です。洗顔と化粧品、そして乾燥が肌に影響があります。
特に洗顔が重要です。誰でも、朝に顔を洗います。女性なら、夜に化粧を落とすために顔を洗います。
肌にダメージを与える洗い方は、ゴシゴシこすったり、何度も洗ったり、タオルでこすることです。すべてやっているという方も多いとおもいます。
こすりすぎると、皮膚の層が薄くなります。薄くなることが赤ら顔につながります。洗顔料を泡立てるなどして、そっと洗ってください。また、泥洗顔などもいいと思います。タオルは、水気をそっと拭き取る程度にしましょう。
乾燥肌の人をはじめ、すべてのタイプの人にあてはまります。
食事の仕方
食事が赤ら顔にどう関係あるのだろうかと思うでしょう。また、食事でどう改善すればいいのでしょうか?
まず、腹8分目、寝る前2時間は食べない、こまめな水分補給、そして動物性脂肪をとりすぎないことの4つです。肌に限らず、病気になりにくい体づくりによい食べ方です。
食事をすると、胃腸が働きます。その間は、それ以外の活動がお休みになります。
食べ過ぎると、このお休み状態が長くなり胃腸にも負担がかかります。つまり、胃腸に血液が集まってしまうために、肌のターンオーバーがうまくいかなくなることがあるのです。寝る前2時間は食べないことも、これにつながります。
水分は、肌をみずみずしくし、血流をよくし、老廃物を輩出してくれます。ただし、ゴクゴク飲むよりチビチビ飲む方が細胞に行き渡ります。
最後の動物性脂肪は、摂りすぎないように常に気をつけていましょう。脂漏性皮膚炎タイプやニキビの出やすいタイプの肌に特に大切です。
寒さ対策
夏には夏の、冬には冬のお肌の対策をとらなければ、赤ら顔の予防になりません。
夏には紫外線対策をしっかりとしましょう。乾燥する冬には、肌を守ってあげなければなりません。
乾燥して敏感な肌は、バリアーがなくなったようなものです。肌バリアーがなければ、ダメージを受けやすくなります。皮膚が薄くなっていき赤ら顔になってしまいます。
肌バリアーをはるためには、普段から保湿を十分にしてあげてください。肌荒れタイプの場合は特に入念に保湿をしましょう。他のタイプの場合でも、乾燥の時期にはたっぷりと保湿をしてあげてください。
最後に
赤ら顔のタイプも様々ですが、正しい洗顔、紫外線対策、乾燥対策、普段の食生活と質の良い睡眠も大切です。今日からぜひ実行してみてくださいね。