ささくれの原因はひとつではない?気になるささくれのケアはこうする!
指先にできてしまう、皮膚の小さなめくれであるささくれの原因は例えば乾燥だけではなく、爪にかかる負担などの要因が重なり合っていることです。ここではささくれになる原因やできてしまった時のケア方法について解説します。
ささくれの原因とは?
指先の乾燥
指の皮膚は指先に向かってできており、そこへ力が加わることでささくれになってしまいます。
しなやかな弾力性のある皮膚では多少の負荷で傷になることは少ないですが、乾燥しているとささくれになりやすい状態に。
手の中でも指先は特に乾燥しやすい部分のため、ひび割れやささくれができると治るまでに他よりやや時間がかかります。
爪の負担になるネイルアート
ネイルアートを楽しむ人が増えていますが、爪やその周辺の皮膚への負担は避けられません。また、ネイルアートをより美しく見せるために甘皮をカットしてしまう場合も。
実は甘皮は爪を保護する役割を持っているため全てとってしまうと、ささくれだけでなく指先のトラブルを招く原因になります。
また、ネイルアートを落とす方法が爪や指先には大きな負担になり、乾燥や弱い爪になってしまうことも。
運動不足
デスクワークが多かったり運転が長かったりすると、なかなか体を動かす機会がありません。すると、体の中で栄養がすみずみまで上手に運ぶことが難しくなります。
その結果、指先や足先などに十分な栄養が届かず、肌荒れからささくれを作ってしまうことに。
ささくれだけでなく、運動不足はむくみや便秘など体調不良にも関係してきます。
偏った食生活
忙しいとつい簡単な食事ですませがちですが、栄養の偏った食事ばかりとっていると肌が荒れやすくささくれができてしまいます。
必要な栄養分をとるために、たまには時間をかけてバランスの良い食事をとるよう心がけましょう。
それから、ジャンクフードは高カロリー高塩分で食物繊維やミネラルがほとんど含まれておらず、消化も体に負担をかけてしまいます。
ささくれ予防法
手肌の保湿をていねいに
ささくれができないために、いつも指先まで潤っていることを心がけます。そのために、肌の具合にあったハンドクリームをつけるようにしましょう。
また、指先にできたささくれにたっぷりとハンドクリームを塗り、ラップで巻いておく保湿法もあります。
ネイルアート前後のケアを
除光液で落とすときは、こすらずやさしくトントンとふきとっていきます。
ネイルアートの中でもジェルネイルの場合は除光液だけで落とすことができず、初めにやすりでけずっておかなくてはなりません。
その後アセトンなどを使って落していきますが、指先にかかる負担はとても大きなもの。きれいに落としたあとはトリートメントオイルなどを使ってケアをします。
できればすぐにネイルアートを施さない方が指先の健康には良いでしょう。
こまめに体を動かす
たとえ仕事中にウォーキングや筋トレはできないと思っても、休憩時間にトイレへ行ったりコーヒーを入れたりすることはできます。そのため休憩時間は自分のデスクで過ごさず、できるだけ歩いて場所を移動するようにしましょう。
また、別フロアに用があるときは無理のない範囲で階段を使うと、運動量のアップにつながります。
肌に良い栄養素をとる
肌が弱っているとささくれができやすいため、肌を丈夫に保つための食事をしましょう。
バランス良く食べることが大切ですが、中でも肌に必要な栄養はビタミンA・B、タンパク質、コラーゲンです。
動物性の食品や大豆性食品、ナッツなどに含まれており、適度に食事の中に取り入れると肌の状態を保つために役立ちます。