え?ホントそれだけでいいの?…よく噛むだけで痩せるダイエットとは?
痩せたい人は噛みなさい…昔から「早食いはデブのもと」と言われてきましたが、本当によく噛むだけで痩せるダイエット法があるらしい…そんな嘘みたいな本当の話があるのだとか。実際のところはどうのでしょうか?検証してみました。
ダイエットの極意はよく噛むだけで痩せる…らしい??
お母さんに夕飯時「ゆっくりよく噛んで食べなさい」と注意されることは、少なからず誰もが経験しているのではないでしょうか?
確かにいい年した大人ががっついている姿は正直みっともないですよね!
実はそんな姿は見た目だけでなく、ダイエットする上でもいい影響がないそうですよ。
効果テキメン!痩せ体質になるためによく「噛む」のが近道!
最近、「噛むだけで痩せる」と【噛むだけダイエット】が話題となっています。
このダイエットは、食事をきちんと噛んで食べるというものなので何も特別な事をするわけでも道具を使用するわけでもありません。誰もがいつでも気軽にチャレンジできるのがオススメポイントです。
その方法は、意識的に噛む回数を増やすだけ。だいたい食物を口に入れて30回くらいを目安に口を動かします。
え? それだけでいいの? と思われるかもしれませんが、実際やってみると意外なハードルの高さに驚くはず。
最初は完璧にできなくても意識する事が重要なので、少しずつ習慣にしましょう。
噛むダイエットの効果
しかし、なぜよく噛むだけでダイエットになるといわれるのでしょう?
噛む回数が増える事によって唾液の量が増えます。唾液の量が増えると唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼが増えます。
口から入った食べ物は唾液でスムーズに糖に分解され、さらに分解された糖は血液に吸収されるので血糖値が上昇します。
血糖値の上昇と、満腹になったという脳からの指令を早めるために、ゆっくりと噛むと食べすぎを防いでダイエットに効果があるといわれるのです。
噛むダイエットのコツ
噛み応えのあるものを材料を使って料理をしましょう。そのとき、素材は大きめに切ることがコツです。
食材の中でも、根菜やこんにゃく、白米の代わりに玄米などを選びましょう。これらの食材は食物繊維が豊富に含まれています。
このような食材を摂る事によって、自然に噛む習慣がつくそうですよ。
現代人の咀嚼回数(ソシャク)回数は弥生人の6分の1
現代では、食生活の変化で柔かいモノが食卓の中心となっていて、咀嚼回数(噛む回数の事)も、弥生人の6分の1、戦前の2分の1に減っているのだそうです。
また、厚生労働省も、食育や虫歯予防の観点から、「噛ミング30」といって(AKBみたいですが)1口30回噛むことを推奨しています。
噛み癖にも注意!骨格のゆがみが美と健康を損ねます!
食事するとき、ついつい片方で噛んでしまいますが、これってあまりよくないんです。
このクセが、顔のゆがみ、むくみ・たるみの原因とも言われていて、チェックするには食事の時に目の前に鏡をおいて確認するといいでしょう。
噛み合わせなどの確認もしつつチェックするといいですよ。
また、よく噛むことは顔の筋肉を鍛えることにもなります。そして顔の筋肉を鍛えるという事は顔の引き締めにもつながり憧れの小顔効果も!
最後に食事するだけでカロリー消費するって話
最後になりますが、人間は食事するだけでカロリーを消費しています。
ご飯を食べたらなんとなく体が熱いという経験あるでしょう? それが「食事誘発性体熱生産」といって、人が1日に消費するエネルギーの10%近くになります。
さらによく噛むことで消費エネルギーを増やす事ができてダイエットに繋がるのです。
このカロリーだけで、200キロカロリー程度消費するといわれています。