頭皮の汗対策は自律神経を整えるのにカギがあり
頭皮の汗対策を幾つか紹介します。現代人の汗の原因となっているのがストレスです。ストレスが蓄積すると自律神経が乱れ、部分的な汗が出やすくなるのです。頭皮の汗を解消するために、少しずつ自律神経を整える対策を実践してみましょう。
頭皮の汗の原因とは?
頭皮に限らず汗が大量に出てくる症状を「多汗症」と呼んでいます。最も多い原因だといわれているのが、緊張や不安などの症状からくるストレスです。
現代人は性別や年齢に関係なく、多くのストレスを抱えているといわれており、局所的な汗で悩んでいる方も多くなっています。頭皮からの汗以外にも、手汗や脇汗、背中など人によって汗をかく箇所が異なります。
頭皮からの汗だと、ヘアスタイルが崩れたり、女性ならメイクのよれにも繋がり、人からも見られるためますます多汗症が酷くなってしまいます。
具体的な頭皮の汗対策を紹介しますので、気になる方は参考にしてみてください。
頭皮の汗対策
多汗症の多くはストレスにより自律神経のバランスが乱れていることが原因だといわれています。
病気が元となっているものは病院での治療が必要ですが、精神的なストレスが元となっているなら自分でも対処できる方法があります。
具体的な方法を紹介しますので、是非ためしてみてください。
腹式呼吸
椅子に座ったままでも、仰向けに寝転んでもできます。ストレスが溜まっていると感じたら直ぐに実践しましょう。
まず鼻からゆっくりと息を吸い込み、丹田と呼ばれるおへその下部分に空気を溜めます。つぎにゆっくりと口から息を吐き出し、お腹が凹み悪いものが出て行くイメージで行ないます。
これを1回につき20回くらい繰り返し、1日数回ほど実践しましょう。長く続けていると徐々に自律神経のバランスが調い、スイッチの切り替えが良くなります。
規則正しい生活を送る
現代人が子どもから大人までストレスを抱え込む原因に、不規則な生活習慣があります。夜遅くまで起きていてパソコンをしたり、テレビを見るなどど夜更かしで体のリズムが狂っています。
朝早く起きて夜も早めに就寝することで、自律神経が整ってきます。
夜眠くなるためには朝日を浴びることが大切です。朝起きたら直ぐにカーテンを開けて、朝日を浴びましょう。
このときに25時間ある体内時計が24時間にリセットされ、夜寝るためのホルモン分泌の準備がはじまります。体内時計が狂っている人は夜なかなか寝付けなく、自律神経の乱れも出てしまうのです。
寝室は太陽が昇る東側がベターです。カーテンは遮光タイプは避け、朝日が自然と室内に入り込むタイプがおすすめです。
爪もみ
自律神経を整える民間療法に「爪もみ」があります。
日本自律神経免疫治療研究会の理事長が開発した健康法で、今では病院でも取り入れているところがあります。
家庭でも手軽にできる方法ですから、自律神経が乱れていると感じる方は実践してみましょう。
反対側の手で指の付け根を刺激していきます。人差し指で両側からつまみ、ギュッと力を入れるだけです。
各指は10秒ほどが目安で、痛気持ちいい程度に両側の指を刺激しましょう。どこでもできて、時間も2分ほどで実践できる方法です。
お腹を温めてみる
お腹に触れると冷たいと感じる人はいませんか? 内臓の冷えは、自律神経の乱れとも密接に繋がっているといわれています。
特に女性の場合はスカートで冷えやすいことや、下半身の筋肉が少なく熱を生み出すことができない人が多くなっています。
汗が出やすいのにお腹を温めるのは一見矛盾しているように感じられますが、お腹に血流が集中すれば頭皮への熱が少なくなると考えることもできるのです。
やり方はとても簡単です。直接肌に触れると低温火傷の危険性があるため、パンツの上からカイロを貼ります。上下で挟むようにすると更に効果的です。
夏で気温が高い時期にはカイロを貼る方法は実践しにくいため、通気性の良い腹巻でお腹をカバーしてみましょう。