ドライブラッシングのやり方とその効果とは
ドライブラッシングは乾いたブラシで体を、一日一回二分を目安にブラッシングします。血行促進やむくみ防止、新陳代謝促進、古い角質の除去などの効果があります。ブラッシングは体の下から上へとブラッシングし、背中は上から下、おなかは時計回りに行います。
ドライブラッシングとは
ドライブラッシングってどんなことをする?
ドライブラッシングは、その名の通り乾いたブラシを使用します。
使用するのは体全体です。日本で昔行われていた乾布摩擦を思い浮かべるとイメージしやすいと思われます。
基本的に効果は乾布摩擦と同じですが、乾布摩擦は美容効果というよりは、健康面の効果に比重を置き、小さな子やお年寄りが行っていました。効果は冷え性改善や便秘解消、免疫力向上、ダイエット効果などです。
ドライブラッシングは現在女性を中心に美容や健康効果が期待できるとして、行われています。
ドライブラッシングは、乾いたブラシを使用します。ブラシはボディ用のものを使用するのがよいでしょう。
ブラシは長い柄のついたものや、紐のついたもの、手で持ちやすい小さなものなどがありますので、使いやすいと感じるものを選ぶとよいのではないでしょうか。
血行促進効果が期待できる
ブラッシングは血行促進効果を上げるため、基本的に下から上へと行っていきます。
足の場合はかかとからくるぶし、くるぶしからひざ、ひざから足の付け根、手の場合は手の先から肘、肘からわきというふうにしていきます。
ただし背中部分は肩から腰までの部分を上から下へとブラッシングしていきます。
ブラッシングを取り入れる方法とメリット
効果的なブラッシングの方法
ドライブラッシングではリンパのある部分をブラッシングしていくことで、リンパの流れを改善できます。
リンパのある部分はくるぶしやひざ裏、足の付け根、ひじやわきです。おなかは時計回りにマッサージします。
ドライブラッシングを行う時間は短く二分程度、一日一回が目安です。
使用するブラシは肌を傷つけないため、動物性のブラシや植物由来の天然素材のブラシがよいです。
ブラシを選ぶ際には、そうした素材の中で、肌に合うものを選びましょう。ブラッシングして痛いと感じるものでは、続けることも難しくなりますし、肌にも負担がかかります。
ブラッシングを始める時にはあまり力を入れず、優しくブラッシングするところからにするとよいでしょう。
また、柔らかい素材のブラシも出ていますので、一般のブラシでは痛いかもしれないと思う場合には、そうした柔らかいブラシを選ぶとよいのではないでしょうか。
入浴が効果的
ドライブラッシングをした後に入浴することで、デトックス効果が期待できます。入浴後は肌をケアするボディクリームなどを使用しましょう。
また使用するブラシは週に一度くらいを目安とし、洗った後は風通しのよいところに置いて乾かしましょう。
ドライブラッシングの効果
ドライブラッシングは全身をブラッシングすることから、全身の血行促進効果があります。そのことからむくみの防止や新陳代謝の促進、脂肪や老廃物を排出などの効果が期待できます。
一回二分程度のドライブラッシングを行うことで、二十分程度の有酸素運動と同じくらいの効果があるそうです。
ドライブラッシングは、体の内側への効果の他、肌の古い角質を落とす効果もあります。毛穴の詰まりも解消され、美肌効果も期待できます。
フェイシャルケアでは角質落としや毛穴ケアを定期的に行うことが多いと思われますが、全身のスキンケアとなると、全てを入念の行うのは難しいかもしれません。
そういった点でもドライブラッシングは全身のスキンケアに目を向けられる方法といえるのではないでしょうか。
リラックス効果も
また、全身をブラッシングすることは、血行促進などの他、リラックス効果も得られます。
二分程度でできることから、疲れているから、忙しいから、という時でも比較的行いやすく、その二分のブラッシングでリラックスができる点もドライブラッシングのメリットといえるでしょう。
尚、ドライブラッシングのブラシは一般的に体用で、フェイシャルケアには使用しません。