美肌効果だけじゃない!マスクして寝ることは風邪や虫歯も予防できる!
マスクして寝ることは美容だけでなく、健康的にもよい効果があります。その効果は肌だけでなく、虫歯や睡眠の質の向上までと幅広いものです。ただし、寝返りなどでマスクと肌が擦れることで肌に刺激や負担となることもあるので、睡眠中のマスクは出来るだけ柔らかい素材の物を選んで着用しましょう。
新常識?!マスクして寝るという習慣
最近ではマスク女子と呼ばれるマスクをしている女性たちが街に溢れています。
マスクは健康を維持したり、周囲に迷惑をかけないために着用するもので、多くは外出する際に使用されます。
しかし、近年マスクは外出時だけでなく、就寝時にも欠かせないアイテムとなっています。
なぜ、寝るときにマスクをするのか? 寝苦しくないのか?
その目的と効能を紹介します。
多様化するマスクの使用目的
感染症の予防、それから感染拡大を防ぐために有効なマスクですが、マスクの使用方法は近年多様化しています。
マスクをしているのは職業上必要な場合もあります。例えば、食品や精密機械を扱う人、また歯科医や一部の接客業などです。このように必要があってマスクをするのが、これまでのマスクの使用目的でした。
しかし最近では、メイクをしていない女性が顔を隠すために着用したり、就寝時に着用するなど、マスクの着用時間や用途に幅がでています。
外出時や人に会う時にマスクをする理由はわかりますが、寝るときにわざわざマスクを着用するのはなぜでしょうか?
寝る時にマスクで期待できる効果
寝る時にマスクをすることによって得られる効果は主に5つです。
【1】美肌効果
人が息を吐いた時に含まれる湿度を知っていますか?
日本の夏は蒸し暑いことで有名ですが、その湿度はせいぜい75%です。それと比べて人の呼気は湿度100%とかなり高い数値です。
肌にとってもっとも良くない条件。それが乾燥です。寝る時にマスクをすることは、この高い湿度を逃がさず、肌の潤いを保つために有効な手段と言われています。
ただし、繊維の硬いマスクだと寝返りをうった時などに肌を擦り、美肌にするどころか肌を傷つける恐れがあるので、素材や柔らかさに注意してマスクを選ぶことがポイントです。
【2】風邪予防
風邪ぎみのときや空気が乾燥していたり、低い室温で眠るときにマスクをすることで風邪を防ぐことができます。
なぜなら、風邪やインフルエンザなどは乾燥した空気で菌やウイルスが繁殖するからです。
とくに口を開けて寝る習慣がある人や冷え性の人は、寝る際にマスクを着用するだけで風邪を引きにくくなったり、冷えを防ぐことができます。
【3】のどの保護と回復を助ける
寝る時にマスクをすることはのどの保護にも役立ちます。
のどや口内は基本的には唾液や粘液が豊富で、これらの体液によって粘膜は守られているのが健康的な状態です。
しかし、日中にたくさん話したり、歌を歌う人の場合などはのどを酷使するあまり、のどの負担がかかり、のどの潤いが低下していたり、小さな傷になっている場合があります。
このような場合、就寝中にマスクをすることで口内とのどを乾燥から守り、湿潤な状態に保つことでのどの細胞が素早く回復するのを助けてくれます。
【4】虫歯、歯周病予防
就寝中に口の中の乾燥を防ぐマスクは虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
最近では虫歯の原因は歯磨きが不十分であるということよりも、虫歯菌への抵抗力が弱いことが問題であることがわかっています。その虫歯の抵抗力を失わせるものが口内の乾燥です。
口内の乾燥は虫歯菌への抵抗力を弱めるだけでなく、虫歯菌にとって繁殖しやすい口内環境となるために、しっかり歯磨きをして眠っても虫歯や歯周病を発生させたり、悪化させたりする原因になります。
きちんと歯磨きしているのに虫歯になるという人は、寝るときにマスクを着用して寝ている間も虫歯対策を徹底しましょう。
【5】睡眠の質の向上
寝ているときにマスクをすることで息苦しさや寝苦しさを感じるために、寝る時にマスクを着用することに抵抗を感じる人がいるようです。
しかし、睡眠中にマスクを着用することによって深い呼吸が習慣付き、入眠前に深いリラックス状態になることがわかっています。
慣れるまで息苦しさを感じることもありますが、着用を続けることで睡眠の質が向上し、健康的な生活が過ごせるようになると言われています。